
「ホームページ制作会社」で検索すると「ひどい」や「トラブル」といったキーワードが出てきて、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
ホームページ制作会社のなかには、高額なキャンセル料金を請求したり、質の悪いサイトを納品したりする業者もいます。トラブルの原因や対策、対処法を知らなければ、思わぬ損失や時間の浪費を招くかもしれません。
この記事では、ホームページ制作会社のひどいトラブル事例を13個紹介します。さらに、具体的な対策や対処法、トラブルにあう理由まで解説します。それぞれ詳しく説明するので、ホームページ制作を検討している方の参考になれば幸いです。
この記事の目次
ホームページ制作会社に「ひどい」と感じるトラブル事例・対策13選
ホームページ制作会社に「ひどい」と感じるトラブル事例を13個紹介します。
- デザインのクオリティが低い
- ホームページのシステムに問題がある
- ホームページの納期が遅れる
- コミュニケーションがスムーズにとれない
- 制作費用が相場と大幅に異なる
- 修正・追加作業で高額な費用を請求される
- 制作が中断しても先払いした費用が返金されない
- 途中解約で高額なキャンセル料が発生する
- 制作後に見積書と異なる金額を請求される
- ドメイン・サーバー・ホームページの所有権が制作者側にある
- ホームページ制作の成果が得られない
- 運用のサポートが受けられない・とても遅い
- 制作者と連絡が取れない・制作会社の倒産
トラブル事例ごとに対策法を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
デザインのクオリティが低い
コストをかけて業者にホームページ制作を依頼しても、デザインのクオリティが低い場合があります。具体的には、テンプレートの使い回しや古さを感じさせるデザイン、企業のイメージを反映しないデザインなど。デザインに問題があると、集客やブランディングに悪影響を及ぼす恐れがあります。
「低価格でホームページを制作できる」という企業には注意が必要です。あまりにも低価格な会社は、デザインや品質に問題があるケースが多いです。
・事前に制作会社の実績を確認する
・制作過程でデザイン案を複数提案してもらう
・デザイン案は必要であれば修正を依頼する
・自社のイメージやブランドカラーなどを共有しておく
・デザインの参考にしたいホームページをリストアップし、制作会社に共有する
デザインのイメージや方向性は口頭説明が難しく、気づかないうちに誤認が生まれることも。「スタイリッシュな感じで」や「親しみやすいイメージに」など、言葉で説明するだけでなく、デザイン案を確認することも大切です。
ホームページのシステムに問題がある
納品時は問題がなくても実際にサイトを運用すると、システムに不具合が見つかるケースも考えられます。システムに不具合があると、利用者の利便性が損なわれるだけでなく、顧客離れを招く可能性があります。
よくみられるシステムの問題を、いくつかピックアップしました。
- ページの表示速度が遅い
- エラーページが存在する
- セキュリティに問題がある
- 問い合わせフォームが正常に動作しない
- スマートフォンまたはパソコンの動作に不備がある
このようなトラブルを避けるには、次のような対策を実施しましょう。
・Webの知識や経験が豊富な制作会社を選ぶ
・ホームページ制作後は念入りにテストを実施する
・制作後も継続的にサポートしてくれる会社を選ぶ
・制作会社のホームページを確認し、システムに問題がないかをチェックする
トラブル対応までサポートしてくれる会社を選ぶことで、安心してホームページを運用できます。
ホームページの納期が遅れる
ホームページ制作において、納期が遅れるトラブルは少なくありません。
- 制作過程で機能を追加した
- 制作物について修正が多発した
- 制作会社のスケジュール管理に不備があった
- 依頼側の情報共有が遅れた(画像や動画素材など)
などが挙げられます。
「この日にホームページを公開したい」という場合は、特にスケジュール管理を徹底しましょう。
・契約時点で納期を明確に定める
・制作スケジュールを共有してもらう
・定期的に打ち合わせを行い、進捗を確認する
・書類や画像、動画などの素材提供は早めに対応する
制作会社にスケジュール管理を丸投げせず、依頼側から定期的に進捗を確認することが、トラブルを防ぐコツです。
コミュニケーションがスムーズにとれない
制作会社とコミュニケーションがスムーズにとれなければ、依頼内容が正確に伝わらず、ホームページが思い通りに仕上がりません。
具体的には「質問の回答が得られるまでに時間がかかる」「修正依頼に対するレスポンスが遅い」「依頼側の意図を汲んでくれない」など。長期的な運用・保守を依頼したい場合は、担当者のコミュニケーション能力がより重要視されます。
コミュニケーションスキルを見極める方法は、以下のとおりです。
・問い合わせや打ち合わせ時に、担当者の対応力をチェックする
→①質問に対して明確に回答してくれるか
→②専門用語をわかりやすく説明してくれるか
→③依頼者の要望を丁寧にヒアリングしてくれるか
→④要望を踏まえて、新たなアイデアを提案してくれるか
コミュニケーションに問題のある担当者は、専門用語を使って一方的に意見を押し付ける傾向にあります。専門用語や質問に対して、わかりやすく説明してくれる担当者のほうが、信頼して業務を任せられるでしょう。
制作費用が相場と大幅に異なる
制作費用が相場と大幅に異なり、トラブルに発展するケースは多いです。適正価格の制作会社を選ぶことで、コストパフォーマンスの高いホームページ制作を行えます。
ただし、費用が安すぎる場合も、必要な機能・品質が確保されない危険性があるため注意が必要です。
・複数の制作会社から見積もりをとる
・複数の見積書を比較し、相場を把握する
・見積書の料金内訳が明確に記載されているかを確認する
制作費用の相場を知りたい方は「ホームページ制作の費用相場」もチェックしてみてください。
修正・追加作業で高額な費用を請求される
修正や追加作業に対して、予想外に高額な請求をされるケースは、ホームページ制作でよくあるトラブルのひとつです。
ホームページを制作する過程で、修正・追加作業が発生することは多々あります。しかし、オプション費用・追加料金の認識が曖昧なままでは、コストが大幅に上がる場合も。
修正や追加作業に関して、トラブルを防止するためのポイントを紹介します。
・オプション費用や追加料金の発生条件を確認する
・追加料金の発生条件は契約書に明記する
・追加料金に関する疑問は、都度担当者に問い合わせる
・制作過程で発生する修正や追加作業について、作業前に追加料金の見積もりをとる
追加料金の発生条件は問い合わせるだけでなく、契約書に明記することが大切です。言った・言わないの認識違いから、トラブルに発展するリスクがあるからです。
制作が中断しても先払いした費用が返金されない
ホームページ制作会社のなかには、制作開始前に費用の全額・一部の先払いを要求するケースがあります。その場合、制作が中断したにもかかわらず、先払いした費用が返金されないトラブルも考えられます。
費用返金にまつわるトラブルを予防する方法は、主に3つです。
・契約書にて、中断時の対応について明確に規定しておく
・契約書を締結してから費用を支払う
・制作会社の口コミを確認し、信頼できる会社を選ぶ
契約書には、中途解約の際に返金される金額・条件・タイミングを、具体的に定めておきましょう。
もし返金を拒否された場合は、契約書を再確認した上で、制作会社と話し合う必要があります。それでも解決しなければ、消費生活センターや弁護士への相談を検討してみてください。
途中解約で高額なキャンセル料が発生する
制作会社に「ひどい」と感じる事例のひとつとして、途中解約での高額なキャンセル料金の請求が挙げられます。
一度結んだ契約を途中で解約すると、ほとんどの場合においてキャンセル料金が発生します。特に、長期にわたってサイトの運用・保守を委託する際には注意が必要です。
「キャンセル料が高額なので制作会社を変えられない」や「キャンセル料を請求されて大きな赤字になった」などの事態に陥ってしまいます。
キャンセル料に関するトラブル対策は、以下のとおりです。
・キャンセル料金について契約書に明記する
・途中解約を防ぐために、事前に情報共有を念入りにおこなう
・契約期間が長すぎる業者は避ける
トラブルを回避したい場合、運用や保守について最低利用期間を設けていない業者を選ぶのもよいでしょう。
制作後に見積書と異なる金額を請求される
ホームページ制作後に、見積書と異なる金額を請求されるケースも珍しくありません。
このトラブルは「見積もり段階での説明不足」や「追加料金への認識違い」などが原因となることが多いです。
見積書と異なる金額を請求されないように、以下を意識してみてください。
・見積書の内容を細かく確認する
・見積書の不明点を質問する
・見積書に追加作業の費用や、その発生条件を記載する
見積書は隅々まで確認し、わからない点は事前に質問することが大事です。たとえば、備考欄に「〇〇の場合はオプション料金が発生します」と記載されるケースがあります。
ドメイン・サーバー・ホームページの所有権が制作者側にある
ドメイン・サーバー・ホームページの所有権が制作者側にあると、契約終了時に次のようなトラブルが起こり得ます。
- ホームページを使えなくなる
- ホームページが削除される
- コンテンツの使用が制限される
- 新たなサイト構築に追加の費用が発生する
そもそも、ホームページのデータを保管する場所を「サーバー」といいます。一方で「ドメイン」はアクセスに必要となる情報のこと。「サーバーが土地、ドメインが住所、ホームページが家」とイメージすれば、わかりやすいかもしれません。
所有権にまつわるトラブル対策法を紹介します。
・著作権や所有権に関して、契約書に記載する
・契約終了時の引き渡し方法について確認する
ホームページはもちろん、ドメインやサーバーもサイト運用に欠かせないものです。契約前に書類を確認し、所有権を明らかにしておきましょう。
ホームページ制作の成果が得られない
ホームページの目的は「制作すること」ではなく、サイトを通じた「売上アップ」や「顧客獲得」です。ホームページの成果が得られない場合、時間と費用の損失になります。
ホームページそのものが原因で成果が上がらない、と言い切ることは難しいです。しかし、サイトの改善案を提案してくれない、Webマーケティングの知識が足りていない、といった企業には安心して業務を任せられません。
ホームページ制作で、成果を上げるためのポイントを紹介します。
・ホームページ制作前に、目的やターゲットなどを明確にする
・成果測定ツールを使用し、効果を分析する
・Webマーケティングの知識が豊富な業者を選ぶ
・制作会社の過去の実績、クライアントのレビューを確認する
制作会社に丸投げすると、ホームページの効果を得づらいです。依頼側から、ホームページを作る目的やターゲット、抱えている問題などを、積極的に共有するとよいですね。
運用のサポートが受けられない・とても遅い
ホームページ制作会社によっては、運用のサポートが受けられない・非常に遅いことも。
サイト運用ではシステム障害といった、急なトラブルが発生するケースが多々あります。必要なときにサポートを受けられなければ、業務に大きな支障をきたすでしょう。
サポート体制について、トラブル対策法をまとめました。
・契約前に運用サポートの内容を確認する
・問い合わせ時点で、顧客対応の質をチェックする
・クライアントの口コミを参考にする
見積もり依頼の時点で対応が遅い業者は、制作・運用においてもスムーズに連絡が取れない可能性が高いです。適切なサポートを受けるために、対応スピードが早い制作会社を選びましょう。
制作者と連絡が取れない・制作会社の倒産
制作者と連絡が取れなくなったり、制作会社が倒産したりする危険性はゼロではありません。この場合は「制作物が納品されない」または「既存のサイトは運用できなくなる」といったトラブルに発展します。
次の方法で、制作会社が倒産するリスクを回避しましょう。
・契約する前に、規模や運用年数など業者の基本情報を調べる
・契約書に連絡手段や対応責任を明記する
・制作途中でデータを定期的にバックアップする
不安なくホームページ制作を進めるためには、信頼できる業者を見つけることが重要です。
ホームページ制作でひどいトラブルにあう理由

ホームページ制作でひどいトラブルにあう理由を、3つピックアップしました。
- Webに関する知識が不足している
- 契約書の確認が足りていない
- ホームページの目的が明確でない
ひとつずつみていきます。
Webに関する知識が不足している
ホームページ制作でひどいトラブルにあう理由として、発注者側のWebに関する知識不足が挙げられます。たとえば、Webの基礎用語をまったく知らなければ、契約書や提案の妥当性を判断できません。
発注者側がWebの基礎を知らないと、制作者側との間に認識違いが生まれます。具体的には「デザインの修正くらい簡単にできるだろう」や「パソコン用のサイトがあるならば、スマホ用のサイトもすぐに制作できるはず」など。サイトの利用者目線では少しの変化でも、実際に制作するには、時間と労力がかかる点を理解しておきましょう。
もちろん、Webのすべてを理解しなくても問題ありません。しかし、サーバーやドメインなど、ホームページ制作で検索した際に出てきたキーワードは、あらかじめ学んでおくと制作がスムーズに進みます。制作会社との打ち合わせでは、わからない点を質問し、理解を深める努力も求められます。
契約書の確認が足りていない
契約書を十分に確認せずに制作を依頼すると、予期せぬトラブルに発展する恐れも。すべての書類に目を通すだけでなく、内容を理解することも重要です。
契約書に不明点があるときは、締結する前に制作会社へ質問しましょう。必要に応じて、専門家や第三者のアドバイスを受けるのも効果的です。
また、契約書に明記されていない項目があれば、追記を検討してみてください。特に、キャンセル料金や追加費用の発生条件などは、書類に残しておくほうが認識違いを避けられます。
ホームページの目的が明確でない
ホームページの目的が曖昧なまま制作を始めると、完成後に成果を得られないリスクが高まります。
商品販売・ブランディング・人材採用……、それぞれ目的が異なれば、求められる機能や構成が異なりますよね。自社が目的を提示できない場合、制作側も適切な提案ができません。
そもそも、制作会社にも「人材採用サイトの実績が豊富」や「ブランディングページを専門として制作をおこなう」といった得意分野があります。ホームページ運用を成功させるには、得意分野に応じて業者を選ぶことがポイントです。
- ホームページの目的
- アピールしたいターゲット
- ターゲットに促したい行動
- 自社の強みと弱み
- サイトを通じて解決したい問題
上記を整理しておきましょう。
ホームページ制作でひどいトラブルにあったときの対処法
ホームページ制作でひどいトラブルにあったときの対処法は、主に3つあります。
- 制作会社と話し合う
- 他の制作会社に変更する
- 消費生活センターや弁護士に相談する
以下で詳しく解説していきます。
制作会社と話し合う
ホームページ制作でひどいトラブルにあった際は、まず制作会社と話し合うことが大切。誤解や認識のズレが原因であれば、話し合いによって解決する可能性があります。
さらなるトラブルを防ぐために、問題を感情的に指摘するのではなく、事実を冷静に説明する姿勢を心がけてください。
話し合いを進めるときは、契約書やメールなどの証拠を用意しておきます。明確な証拠があれば、制作会社も適切な対応を取りやすいです。
他の制作会社に変更する
現在の制作会社で問題が解決しない場合、他の制作会社に変更する選択肢も検討してみてください。
他の制作会社に依頼する際は、トラブルに合った経験を活かし、信頼できる業者に切り替えましょう。なお、質のよい制作会社の特徴は「信頼できるホームページ制作会社の特徴」にて解説します。
制作会社を変えることで、新たな目線からのアドバイスやスキルの提供が期待できます。
消費生活センターや弁護士に相談する
制作会社との話し合いや変更が難航し、当事者同士での解決が難しければ、消費生活センターや弁護士に相談しましょう。
参考として、消費生活センターと弁護士の違いを、表にまとめました。
消費生活センター | 弁護士 | |
---|---|---|
特徴 | 消費者関連の法律にもとづき、解決に向けたアドバイスを受けられる | 契約書の内容や法的な観点から、解決策を提案してもらえる |
ペナルティを受けた場合 | Googleサーチコンソールに、ペナルティの具体的な理由が記載された警告メッセージが届く | メッセージは送られない |
費用 | 無料 | 有料(内容に応じて変動する) |
第三者の力を借りることで、自社だけでは対応が難しい問題でも、解決への糸口がつかめる可能性があります。
ホームページ制作における悪徳業者の特徴
ホームページ制作における悪徳業者の特徴は、以下のとおりです。
- 電話営業・飛び込み営業をしている
- 「丸投げでOK」を強調する
- リース契約を勧めてくる
それぞれ説明していきます。
電話営業・飛び込み営業をしている
ホームページ制作会社のなかには、電話営業・飛び込み営業で、顧客を獲得しようとする悪徳業者が存在します。突然の電話や訪問で「すぐに契約すれば特別価格」といった勧誘を受けた場合、その場で決定せず、慎重に検討してください。
- サービスの質が悪く、ほかの制作会社と比較されたくない
- 口コミやレビューの評価が悪いので、確認されたくない
- 契約書に問題があるので、じっくりと目を通されたくない(高額なキャンセル料金など)
などの理由が考えられます。
不審な営業手法には警戒し、複数社と内容を比較検討した上で、依頼先を選びましょう。
「丸投げでOK」を強調する
「全て丸投げでOK」と強調する制作会社には注意が必要です。手間が省けて便利に思えますが、発注者側の要望を正確に反映しないホームページになるリスクがあります。
クオリティの高いサイトに仕上げるには、企業の目的やターゲット、予算に応じた細かい打ち合わせが不可欠です。
しかし「丸投げOK」を掲げる会社は、クライアントの意図を深く理解することなく、テンプレート的なサービスを提供する可能性が高いです。思い通りのサイトにならない場合、多大な修正作業が発生する・依頼先を選び直す……、などの事態に陥ります。
リース契約を勧めてくる
リース契約を勧めてくる制作会社は、悪徳会社である確率が高いです。
そもそも、ホームページには形がないため、リース契約はできません。しかし「ホームページ制作のためのパソコン・ソフト」という形で、リース契約を結ばせようとする場合があります。
多くの業者が「リース契約は初期費用を抑えられる」と説明しますが、長期的にみれば通常契約よりも運用コストが高額になる傾向にあります。加えて、契約終了時にホームページの所有権がなくなる事例も多いです。
信頼できるホームページ制作会社の特徴

信頼できるホームページ制作会社の特徴を6つ紹介します。
- 制作実績が豊富にある
- サポート体制が整っている
- 契約内容がわかりやすい
- 口コミの評価が高い
- コミュニケーション能力が高い
- 制作会社のホームページが適切に運用されている
信頼できる理由も含めて、説明していきます。
制作実績が豊富にある
信頼できる業者を見分けるためには、制作実績の内容や量、質を確認してください。実績が多い会社ほど、これまでの知識や経験を活かしたホームページ作成が見込めます。
特に「自社と同じ業種の制作実績があるか」は重要なポイント。なぜなら、業界特有のニーズや知識を理解した上で、デザインや機能を提案してもらえる可能性が高いからです。
例として、業界ごとに求められる機能・デザインを比較してみましょう。
・治療前後の写真
・治療メニューの詳細な説明
・オンライン予約システム機能
・問診票の事前ダウンロード機能
・院内写真や医師のプロフィールの掲載
・診療時間や休診日が一目でわかるデザイン
・メニューや価格の掲載
・地図またはアクセス情報の掲載
・クーポン情報や宴会プランの掲載
・料理の魅力を引き立てる写真やデザイン
・テイクアウトやデリバリーサービスに関する機能
・店舗の雰囲気を伝えるための内装写真や動画の配置
このように、同じホームページでも業種が異なれば、機能・構成は違いますよね。なお、過去の実績は、制作会社のホームページにて確認できます。
サポート体制が整っている
サポート体制が整っている制作会社は、サイトに不具合が発生した際でも、迅速に対応してくれるでしょう。
ホームページ運用に不具合対応は欠かせません。対応が遅れると、ユーザーからの信頼を失ったり顧客離れを引き起こしたりします。
契約時はサポート内容や対応スピードについて確認し、長期的な運用パートナーを探してみてください。
契約内容がわかりやすい
信頼できる制作会社は、わかりやすい契約内容を用意してくれます。「何に・いくらかかるのか」や「いつまでに・何をするのか」が契約書に、きちんと提示されています。
逆に「見積もりの内訳がよくわからない」や「必要となる情報が契約書に明記されていない」場合は要注意です。トラブルを未然に防ぐために、制作費用・納期・運用サポートなど、契約書は細かな箇所までチェックしましょう。
口コミの評価が高い
口コミは実際に業者を利用した人々の体験や意見を反映しているため、サービス品質や信頼性を客観的に判断する手助けとなります。
口コミが高評価の制作会社は、クオリティの高いサービスや丁寧な対応を提供している見込みが高いです。初めてサイト制作をおこなう方は「こまかな部分までフォローしてもらえた」や「専門用語をわかりやすく説明してくれた」といった口コミがあると安心でしょう。
制作会社が掲載している口コミはもちろん、第三者のレビューサイトやSNSも活用すると、幅広い情報を集められます。
コミュニケーション能力が高い
信頼できるホームページ制作会社の特徴として、コミュニケーション能力の高さが挙げられます。制作過程での意思疎通がスムーズならば、発注側の意図や要望が正確に反映され、トラブルを未然に防げるでしょう。
コミュニケーションスキルのある担当者は、次のような対応をしてくれます。
- 質問に対して丁寧に答えてくれる
- デメリットも教えてくれる
- 追加の提案をしてくれる
発注側の要望が曖昧でも、質問を通じて「具体的な意図」を引き出せる担当者は信頼できます。
制作会社のホームページが適切に運用されている
制作会社自身のホームページが、適切に運用されているかどうかを確認することも、信頼性を見極める重要なポイントです。
ホームページでチェックすべきポイントを、いくつかピックアップしました。
- 定期的に更新されているか
- サイトのデザインが古くないか
- デザインがブランドとマッチしているか
- どこに何のページがあるのか理解しやすいか
- 表示方法や使いやすさに問題はないか
- 知りたい情報がホームページ上に掲載されているか
ホームページによっては「デザインが古い感じがする」や「どこに何の情報があるのか分かりづらい」などの印象を受けることも。その場合は、業者のスキル不足が疑われ、高品質なサイトに仕上がらない恐れがあります。
ホームページ制作会社の選び方
ホームページ制作会社を選ぶときは、次の点を意識しましょう。
- 複数の業者に見積もりをとる
- 価格だけを参考にしない
- 自社の目的に合った業者を選択する
- 対面打ち合わせの可否を確認する
- 依頼可能な作業範囲を確認する
「安い=質が悪い」とは言い切れませんが、相場とかけ離れて安価な業者には注意してください。サポートが不十分、テンプレートを使いまわす、といった理由から価格が安く設定されている危険性があります。価格だけを参考にせず、総合的な面から制作会社を選ぶことが大事です。
制作会社によっては「対面打ち合わせ不可」または「制作後の運用・保守は対応できない」というケースも。制作が開始してから焦らないように、事前に業務内容・範囲をチェックする必要があります。
ホームページ制作の費用相場

ホームページ制作でのトラブルを避けるには、費用相場を把握することが重要です。作成するホームページ・依頼先の規模ごとに、費用相場を表にまとめました。
【作成するホームページの規模】
規模 | 費用相場 |
---|---|
小規模サイト(最大10ページ程度) | 50万円以下 |
中規模サイト(最大30ページ程度) | 50万~300万円 |
大規模サイト(最大80ページ程度) | 300万円以上 |
【依頼先】
依頼先 | 費用相場 |
---|---|
フリーランス | 10万~20万円 |
中小規模の制作会社 | 30万~100万円 |
大手の制作会社 | 100万円以上 |
一般的に、ホームページの規模が大きくなるにつれて制作費用は高くなります。コストを削減したい方は、最低限必要となるコンテンツに絞って、制作するのも選択肢のひとつです。
ただし、上記の費用相場はあくまで目安です。コンテンツ内容や依頼先などによって、制作費は変動します。
まとめ:後悔しないために!ひどいホームページ制作会社の特徴を知りましょう
ホームページ制作会社によって、得意分野や制作費用、サポート体制はさまざまです。なかには「デザインのクオリティが低い」や「コミュニケーションがスムーズにとれない」ような悪徳業者もいます。
サイト運用を成功させるには、信頼できる業者をパートナーに選ぶことが重要です。制作実績が豊富で、コミュニケーションスキルの高い業者ならば、安心して業務を任せられます。
この記事で紹介したトラブル事例や対策、対処法を参考にして、後悔しない制作会社選びを目指しましょう。