
「ホームページ制作を依頼する際の注意点は?」
「ホームページ制作会社に依頼する流れ・期間がわからない」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
ホームページ制作を成功させるには、依頼する際の注意点を把握することが重要です。注意点を知らずに依頼を進めると、思い通りのサイトに仕上がらなかったり、制作費がかさんで予算をオーバーしたりします。
この記事では、ホームページ制作を依頼する際の注意点や、依頼する流れ・期間を紹介します。依頼するまでと公開するまで、それぞれの注意点を説明するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
ホームページ制作を依頼する流れ・期間
最初に、ホームページ制作を依頼する流れ・期間を説明します。
- 自社で準備する流れ
- 制作を依頼するまでの流れ
- ホームページを公開するまでの流れ
それぞれ見ていきます。
自社で準備する流れ
ホームページ制作をスムーズに進めるには、依頼前に自社で準備を整えることが重要です。事前の準備が不足していると、制作会社に意図が正確に伝わらず、無駄な時間やコストが発生してしまいます。
自社で準備すべきポイントは、次のとおりです。
- ホームページの目的
- アピールしたいターゲット
- 自社の強み・弱み
- 予算・リリース予定日
- 参考にしたい競合サイト
ホームページの目的としては、ブランディング強化や商品・サービスの販売促進、採用活動などが挙げられます。事業紹介ページや注文画面など、目的によって必要な機能やデザインは異なります。
さらに、競合サイトを分析することで、自社が作りたいホームページのイメージが明確になるでしょう。参考になるサイトをリストアップしておけば、より具体的に制作会社にイメージを伝えられます。
制作を依頼するまでの流れ
自社の準備が整ってから制作を依頼するまでの期間は、およそ2〜3週間が目安です。見積もりを依頼するまでに1週間、それらを比較して決定するまでに1週間ほどかかります。
制作を依頼するまでの流れを、以下にまとめました。
- 制作会社を探す
- 制作会社の中から依頼先候補を3〜4社に絞り込む
- 各制作会社に問い合わせる
- 面談・ヒアリングを行う
- 複数の業者に見積もりを依頼する
- 見積もり結果を比較する
- 依頼先を決定する
まず、複数の制作会社をリサーチし、自社のニーズに合う会社をピックアップします。見積もりを依頼して内容を比較検討した結果、さらに候補を絞り込んでいきます。最終的に、納得いく提案が得られた制作会社と契約を結びましょう。
制作会社の選び方については「ホームページ制作の依頼先選びで確認するポイント」にて解説するので、ぜひチェックしてみてください。
ホームページを公開するまでの流れ
ホームページの制作には、1〜3ヶ月ほどかかります。なお、サイトのページ数により制作期間は変動するため、見積もり段階で依頼先に確認しておきましょう。システムを開発したり、ページ数を多くしたりすると、制作に時間を要します。
ホームページを公開するまでの流れは、次の8ステップです。
- 定期的にミーティングを行う(自社・制作会社)
- サイトを設計する(制作会社)
- デザインを決定する(制作会社)
- 開発を進める(制作会社)
- テストを実施する(制作会社)
- サイトを納品する(制作会社)
- 制作物をチェックする(自社)
- サイトを公開する(自社)
注意点として、納品日は公開日と同じではありません。サイトが納品されてから公開するまでに、自社で納品物をチェックして、運用準備を進める工程が発生します。
ホームページ制作を依頼するときの6つの注意点

ホームページ制作を依頼するときの注意点は、主に6つあります。
- 価格だけを判断基準にしない
- 不明な箇所は質問する
- 複数社に見積もりを依頼する
- 中途解約できない契約を避ける
- 提案書を作成してもらう
- 制作後のフォローが手厚い業者を選ぶ
ホームページ制作を成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
価格だけを判断基準にしない
ホームページ制作を依頼する際に、価格だけを判断基準にするのは避けましょう。株式会社アスマークの調査にて、制作会社の選定に関しては、以下のようなデータが発表されています。
【失敗と感じた制作会社の選定理由は?】
選定理由 | 割合 |
---|---|
価格が安かった | 53.3% |
事例デザインが気に入った | 30% |
マーケティング・ブランディングの知見がありそう | 23.3% |
技術がすぐれていそう | 23.3% |
上司や決裁者の独断 | 16.7% |
コミュニケーションが円滑そう | 16.7% |
アフターフォローが充実していそう | 16.7% |
制作期間が短いと感じた | 6.7% |
その他 | 3.3% |
低価格な制作会社は
・サイトの完成度が低い
・アフターサポートの質が悪い
・希望通りのデザインが作れない
上記のようなリスクが高まります。
制作会社の中には、初期費用が安くても、長期的な運用コストを高く設定するケースも。価格だけでなく制作実績や口コミなどを参考にし、総合的な面で自社に合った業者を選ぶとよいですね。
不明な箇所は質問する
契約内容や制作過程で不明な箇所があれば、積極的に質問することが大事です。認識違いにより「納品後の修正は対応できない」や「〇〇システムを制作するために多額のオプション料金が発生する」などの事態になりかねません。
ほかにも、曖昧な部分をそのままにしておくと、想定と異なるサイトが納品される恐れがあります。そして、言った・言わないによるトラブルを防ぐために、質問した内容は書面に残すと安心です。
質問することは、業者の対応力やコミュニケーション能力を見極める際に役立ちます。不安な点は早めに解消し、ホームページ制作を進めましょう。
複数社に見積もりを依頼する
複数社に見積もりを依頼すると内容を比較できるため、自社に合った業者を選ぶ助けになります。料金はもちろんアフターフォローや追加費用の有無、サポート体制、納期などもチェックしてください。
ホームページはページ数やシステムにより、金額が大幅に変わります。一社だけに見積もりを依頼した場合、自社サイトの相場感を把握できず、高額な契約を結んでしまう危険性があります。
比較対象が多すぎると選定に時間がかかるので、2〜3社に見積もりを依頼するのが望ましいです。
中途解約できない契約を避ける
中途解約ができない契約を結ぶと、制作の進行や品質に不満があっても、契約期間が終了するまで費用を支払い続けなければいけません。
「長期間の運用契約がセットになっているプラン」や「解約時に高額な違約金が発生する契約」には要注意です。柔軟に制作会社を変更できず、不満を抱えたままの運用を余儀なくされます。契約する前には、契約期間や中途解約の条件、違約金について説明を受けましょう。
信頼できる制作会社であれば、顧客の不安を解消するため、柔軟な契約内容を提示してくれます。
提案書を作成してもらう
制作を開始する前に提案書を作成してもらうことで、制作内容や方向性を具体的にチェックできます。双方の認識にズレがないかを、再確認するために重要な作業です。加えて、提案書で制作過程を可視化すれば、スケジュールが明確になり、効率よくサイト制作を進められます。
提案書には、以下の内容が記載されます。
- ホームページの目的
- デザインの方向性
- サイトの全体像
- 完成イメージ
- 実装する機能
- 費用の内訳
- スケジュール
提案書の内容を参考にして、制作会社の実力や信頼性を見極めましょう。
制作後のフォローが手厚い業者を選ぶ
ホームページは公開後の運用が重要であり、制作後のフォローが手厚い業者を選ぶことが成功のカギです。
ホームページは計画的に運用しなければ、思ったように効果を得られず、ただの飾りとなってしまいます。公開後はページのクリック数や閲覧時間といったデータを分析しながら、ホームページを改善するのが一般的です。また、制作段階で完璧に仕上がっていても、運用中にトラブルが発生したり、機能の追加が必要になったりするケースは珍しくありません。
フォローが充実した業者なら、定期的な更新サポートや操作方法にまつわるアドバイスが期待できます。特にホームページ制作の経験が少ない会社は、アフターフォローの充実度に着目して依頼先を選ぶと安心です。
ホームページ制作で費用が変わるポイント

ホームページ制作で、費用が大きく変わるポイントを4つ紹介します。
- ページ数やコンテンツ量
- 自社で更新するシステム
- ライティングコンテンツ
- ブランディング重視のアニメーション
それぞれ費用が高くなる理由も解説していきます。
ページ数やコンテンツ量
ページ数やコンテンツ量は、ホームページ制作で費用が変わるポイントのひとつ。基本的に、作成するページが増えるほど、デザインやコーディングの作業量が増えるため、費用も上がります。
たとえば「トップページやお問い合わせフォームだけの簡易的なサイト」と「商品紹介ページやブログ機能を備えたサイト」では、必要となる制作工程が異なります。ほかにも、画像や動画などの素材が多いサイトも、その分の編集や加工作業が発生するため、費用が高額になりやすいです。
自社で更新するシステム
自社で運用・更新するシステムを組み込む場合も、制作費用は増加します。システムを作るには、そのシステム用に投稿機能を組み込む必要があり、開発工数がかさむからです。具体的な例としては、施工実績やお客様の声、アンケートの掲載、ブログなどが挙げられます。
対して、何も更新しない簡単なホームページであれば、デザインとコーディングのみで制作が完了します。そのため、更新システムのないサイトは低コストで開発可能です。
実装したいシステムに優先順位を付けることが、予算内で開発するコツです。まずは最低限のシステムから実装し、少しずつ機能を加えていく選択肢もあります。
ライティングコンテンツ
SEO対策を意識したライティングや、ターゲット層に訴求するコピーライティングを専門のライターに依頼する場合、追加の費用が発生します。
「文章を書くなら自社でも担当できる」と思う方もいるかもしれません。しかし、ターゲットを意識して読みやすい文章を書くには、日常とは異なるライティングスキルが求められます。「自社の強みや商品の魅力を明確に伝えたい」または「テキストを通じてターゲットに効率よくアプローチしたい」ときは、ライティングコンテンツの外注を検討してみてください。
ブランディング重視のアニメーション
ホームページにアニメーションを取り入れると、ユーザーに視覚的なインパクトを与えられ、ブランディング効果を高められます。
しかし、アニメーションの制作には手間がかかるため、費用が高額になる傾向にあります。ページ遷移時の動きや、スクロールに応じたアニメーションなどは、専門的なデザイン技術が必要です。
アニメーションの効果は大きいですが、やりすぎるとユーザーにとって使いにくいサイトになる可能性もあります。制作会社と相談しながら、適切なバランスを取ることが成功につながります。
ホームページ制作を依頼してから公開するまでの注意点
ホームページ制作を依頼してから公開するまでの注意点を、6つピックアップしました。
- 定期的に打ち合わせをする
- スケジュールを明確にする
- ホームページ制作会社に丸投げしない
- ドメイン・サーバー・ホームページの所有権を確認する
- 納品物に問題がないかチェックする
- ホームページの運用方法を再確認する
ひとつずつ確認していきましょう。
定期的に打ち合わせをする
定期的に打ち合わせを行うことで、ホームページ制作をスムーズに進められます。打ち合わせを怠ると、制作会社との意思疎通が不十分になり、納品物が期待と大きく異なる恐れがあります。
打ち合わせで確認すべきポイントは、以下のとおりです。
- 進捗の共有
- 修正点の共有
- 認識の再確認
- 新しいアイデアの提案
これらを共有すれば、問題の早期発見・修正が可能です。手戻り作業を減らし、全体のスケジュール遵守にもつながります。
打ち合わせの頻度や形式に関しては、制作開始前に業者と相談しておきましょう。ホームページ制作の打ち合わせ形式は、対面会議かWeb会議の2種類です。それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。
対面会議 | Web会議 | |
---|---|---|
メリット | ・コミュニケーションがスムーズ ・信頼関係が築きやすい ・表情や雰囲気を読み取りやすい |
・移動にかかる時間と費用を削減できる ・急なスケジュールに対応しやすい ・会議の場所を用意しなくてよい |
デメリット | ・移動に時間的、経済的コストがかかる ・会議の会場準備が必要となる |
・コミュニケーションが制限される ・通信環境や機材のトラブルにより会議が中断される恐れがある |
表のとおり、対面会議とWeb会議には、どちらにもメリットがあります。ただし、ホームページ制作に慣れていない方は、コミュニケーションが取りやすい「対面会議」がおすすめです。
スケジュールを明確にする
スケジュールが曖昧だと、制作が遅延し、公開予定日に間に合わないリスクがあります。制作スケジュールには、各工程の開始日と終了日、確認作業の締切日などを具体的に記載しましょう。
デザインやコードの作成など、具体的な制作作業は業者が担当しますが、発注者側も待つばかりではありません。Webページに使用する素材(動画や画像など)を用意したり、運用体制を整えたりする必要があります。
スケジュールを立てる際は、予期せぬ遅延が発生する可能性を考慮して、少し余裕を持たせることがポイントです。
ホームページ制作会社に丸投げしない
ホームページ制作会社は、自社の要望を聞いて制作作業を担当してくれる「サポート的」な役割です。制作会社に丸投げしていては、よいホームページを作れません。
曖昧な要望しか出さず情報共有を怠ると、サイトに自社のビジョンが正確に反映されない恐れがあります。制作会社は、あくまでWebに関する専門家です。自社の事業内容やアピールポイント、課題をもっとも理解しているのは自社自身といえます。
なお「丸投げOK」を強調する業者には注意してください。「丸投げでもサイトを作ってくれるなら助かる」と思うかもしれませんが、発注者の情報提供なしに高品質なサイトは制作できません。テンプレートに基本情報を当てはめただけの、低品質なサイトを作る疑いがあります。
ドメイン・サーバー・ホームページの所有権を確認する
ホームページ公開後のトラブルを避けるため、ドメイン・サーバー・ホームページの所有権を確認しましょう。
「サーバー」とは、ホームページのデータを保管する場所のこと。対して、アクセスに必要となるのが「ドメイン」です。簡単に説明すると、サーバーが土地、ドメインが住所、ホームページが家というイメージですね。ドメインやサーバーの契約が制作会社名義になっている場合、ドメイン・サーバーを移行する際に手続きが面倒になる恐れがあります。
また、ホームページの著作権はどこに帰属するかも確認しましょう。業者の中にはリース契約として、ホームページを貸し出す方式もあるので注意が必要です。
制作会社がホームページの権利を保有していると、契約終了時に以下のようなトラブルが起こりえます。
・ホームページが削除される
・コンテンツの使用が制限される
所有権を明確化することで、サイト公開後に運用をスムーズに進められます。
納品物に問題がないかチェックする
ホームページが完成したら、納品物に問題がないかを念入りにチェックしてください。不具合があるまま公開すると、ユーザーに悪い印象を与えたり、運用に支障をきたしたりする危険性があります。
納品物の主なチェックポイントとして、次の4点が挙げられます。
- デザインに問題はないか
- ページが問題なく動いているか(ページ遷移やリンク、ボタンなど)
- 複数のデバイスやブラウザで正常に表示されるか
- 依頼した仕様がすべて反映されているか
納品前に問題を指摘すれば、追加費用をかけずに修正が可能な場合が多いです。契約書に記載された検収期間内にしっかりとチェックを行い、後悔のない納品を目指しましょう。
ホームページの運用方法を再確認する
ホームページを公開してから慌てないためには、運用方法の再確認が欠かせません。コンテンツの更新頻度や担当者の役割分担、運用費用などを明らかにしておきます。
自社で更新を行うならば、CMSの操作方法を確認し、必要であれば研修を受けることも大切です。CMSとは「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称で、ホームページを更新または運用するシステムを指します。
ホームページ制作の依頼先選びで確認するポイント

ホームページ制作の依頼先選びで確認するポイントを4つ紹介します。
- これまでの制作実績
- 委託できる業務範囲
- コミュニケーション能力
- Webに関する知識
以下で詳しく説明していきましょう。
これまでの制作実績
ホームページ制作の依頼先選びでは、これまでの制作実績が参考になります。実績を見ることで、その業者が得意とするデザインや対応可能な業種を把握できます。
自社と同じ業界での実績が多い業者は、業界特有のニーズに対応している可能性が高いです。たとえば、飲食業界向けのホームページであれば、店舗の雰囲気を伝える写真や予約機能を、効果的に盛り込んだデザインが求められます。一方で、製造業向けのホームページでは、製品情報や導入事例を分かりやすく掲載した、BtoB向けの仕様が重視されます。
注意点として、すべての実績が似通ったデザインだと、テンプレートを利用して制作しているかもしれません。その場合、企業の個性を反映したデザインやオリジナル性を期待しづらいです。反対に、企業ごとにデザインが工夫されたホームページが多い業者は、柔軟で質の高い提案ができると考えられます。
委託できる業務範囲
委託できる業務範囲も、依頼先選びで見るべきポイントのひとつです。ホームページの運用を外注するならば、運用・保守に対応できる業者を選びましょう。
SEO対策やライティング、写真撮影などを依頼できる業者も存在します。なお、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにて、サイトの上位表示を目指す施策を「SEO対策」といいます。「ホームページを上位に表示して集客率を改善したい」と考えている方には、SEO対策を得意とする制作会社がおすすめです。
自社で対応可能な業務と依頼したい範囲を明確にし、それに適した業者を選ぶようにしてください。
コミュニケーション能力
制作プロジェクトは長期間にわたるため、コミュニケーション能力の高さは、ホームページの成果に直結します。コミュニケーション能力に問題があると「質問の返答がわかりづらい」または「自社の要望を理解してくれない」といった事態に陥る恐れも。
専門用語をわかりやすく説明してくれたり、依頼内容にもとづいた具体的な提案をしてくれたりする担当者は信頼できます。反対に、曖昧な返答で、一方的な意見を押し付ける担当者には要注意です。
初回のヒアリングや見積もりの段階で、担当者の対応を見極めましょう。
Webに関する知識
Webに関して幅広い知識を持つ業者であれば、目的に応じた最適な提案を受けられる可能性が高まります。具体的には、サイトが上位表示されやすい仕組みを作る、強固なセキュリティ対策を実施してくれる……などが期待できます。
制作会社の知識・経験を見定めるには、ホームページやSNSが参考になります。Webについて専門的な意見を発信している業者は、信頼性が高いです。
Webの経験が不足している会社ほど、Webに詳しい業者をパートナーとして選ぶほうが、さまざまな面でサポートを受けられます。
ホームページ制作の依頼先ごとのメリット・デメリット
ホームページ制作の依頼先としては「フリーランス・個人」と「Web制作会社」の2種類が挙げられます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、依頼先を選定するまでに把握しておきましょう。
それでは、ひとつずつ説明していきます。
フリーランス・個人
フリーランス・個人に依頼するメリットとデメリットは、次のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・コストを抑えられる ・柔軟な対応が期待できる ・要望を細かく反映しやすい ・特定の分野に強いフリーランスが多い |
・個人のスキルにより出来栄えが大きく変化する ・運用や保守サポートが手薄な場合がある ・病気やトラブルで作業が中断されるケースがある |
フリーランスは固定費が少ない分、コストを抑えられる点がメリットです。ただし、品質には個人の力量が大きく関係するため、依頼先選びは慎重に進める必要があります。
Web制作会社
Web制作会社のメリットとデメリットを、表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
・品質が安定している ・大規模なプロジェクトでも対応できる体制がある ・チームとして運用を支えてくれる |
・コストが高い ・要望が伝わるまでに時間がかかりやすい ・テンプレート的な対応になるケースがある |
Web制作会社は組織的なプロセスが整備されているので、品質が安定する傾向にあります。一方、チームで対応することで、方針決定までに時間がかかったり、発注者の意見が伝わりづらかったりします。
ホームページ制作の費用相場
ホームページ制作の費用相場を、作成するホームページ・依頼先の規模ごとに見てみましょう。
【作成するホームページの規模】
規模 | 費用相場 |
---|---|
小規模サイト(最大10ページ程度) | 50万円以下 |
中規模サイト(最大30ページ程度) | 50万~300万円 |
大規模サイト(最大80ページ程度) | 300万円以上 |
【依頼先】
依頼先 | 費用相場 |
---|---|
フリーランス | 10万~20万円 |
中規模サイト(最大30ページ程度) | 50万~300万円 |
大規模サイト(最大80ページ程度) | 300万円以上 |
上記のように、ホームページの規模が大きくなるほど、制作に時間と手間がかかるため費用が高くなります。予算が限られる場合は、必要となるコンテンツを絞り込み、サイトの規模を調節するのも方法のひとつです。
なお、これらの費用相場はあくまで目安です。「a href=”https://livalest.com/blog/cautionary-points/#heading3″ class=”text-link” rel=”noopener”>ホームページ制作で費用が変わるポイント」で説明したように、独自のコンテンツやシステムを設けるとコストがかかります。
まとめ:ホームページ制作を依頼する前に注意点をおさえておこう!
ホームページ制作を成功させるには、依頼前に注意点を十分に理解し、準備を整えることが重要です。価格だけでなく業者のフォロー体制や提案内容、契約条件を慎重に確認すれば、制作後のトラブルを防げます。
依頼後も制作会社に丸投げせず、定期的に打ち合わせを行いましょう。なお、ホームページの制作費用は、ページ数やコンテンツ量、システムの内容によって変動します。
この記事で紹介した注意点を参考にして信頼できる制作会社を選び、自社に最適なホームページを作り上げましょう!