フリーランス
【支払う側】報酬源泉徴収税の会計ソフトfreeeでの仕訳の方法

源泉徴収して報酬は支払ったけど・・・
その後の経理処理の方法がわからない・・・

私個人が、法人化してからライターさんやデザイナーさんに業務委託契約で報酬を支払うケースが増えてきました。
個人事業主時代から会計ソフトfreeeを使用しており、備忘録としてfreeeでの仕訳を図解でまとめました!

ぜひ、参考になれば嬉しいです!

給与の源泉徴収税のお話ではない

法人化すると会社から自分に固定の給与を支払うと、その費用に対する源泉徴収税も発生します。
しかし今回の主題は自分の給与の源泉徴収ではなく、あくまで外注費として支払った個人への報酬に対する源泉徴収についてのお話になります。

源泉徴収が必要な報酬・料金等の範囲は、その報酬・料金等の支払を受ける者が、個人であるか法人であるかによって異なります。
引用: 源泉徴収が必要な報酬・料金等とは | 国税庁

源泉徴収が必要な報酬かどうか、Web系のフリーランス側の記事も過去に書きましたので、参考にしてください。

個人事業主・Web系フリーランスの報酬は源泉徴収の対象となるのか?の答え個人事業主・Web系フリーランスの報酬は源泉徴収の対象となるのか?の答え

給与の源泉徴収税と報酬の源泉徴収税の違い

給与に対する源泉徴収税は、給与の支給人員が常時10人未満の場合、半年分まとめて納めることができる特例があります。

しかし、報酬の源泉徴収税にはこの納期の特例は認められていません。
源泉徴収税(源泉徴収した所得税および復興特別所得税)は、原則として、報酬などを実際に支払った月の翌月10日までに国に納めなければなりません。

支払った報酬源泉徴収費用をfreeeで処理しよう

ここでは実際に、会計ソフトfreeeの画面キャプチャーを元に解説します。

  • 自動で経理にある該当の支払い報酬をクリック

    支払った報酬源泉徴収費用をfreeeで処理しよう<

    まずは、会計ソフトfreeeに、支払った報酬を取り込みましょう。キャプチャーは、自動で経理の画面です。該当の支払った報酬をクリックして先の画面に進みます。

  • 勘定科目は外注費

    支払った報酬源泉徴収費用をfreeeで処理しよう<

    ①勘定科目は、外注費を選択する。
    ②また、元々の金額は削除して、小計+消費税(請求書に書いている)を足したものに変更する。
    ③控除・マイナス行を追加するボタンをクリックする。

  • 源泉徴収は預り金として処理

    支払った報酬源泉徴収費用をfreeeで処理しよう<

    ①勘定科目を「預り金」に設定して、
    ②報酬源泉徴収した金額を入力する。

    ※ 「預け金」ではなく、「預り金」ですので、ご注意ください。

  • 数字に齟齬がないかをチェックして登録

    支払った報酬源泉徴収費用をfreeeで処理しよう<

    必ず、明細との差額が0になってるか確認する。
    ここが0になっていなければ、金額の設定が間違ってるはずなので、支払った金額と請求書の数字を再度確認しましょう。

以上が、会計ソフトfreeeでの、報酬源泉徴収の仕訳となります。

まとめ:報酬の源泉徴収税は翌月10日に支払う必要がある

この記事では、まずはフリーでの仕訳を中心に解説しました。

仕訳自体はそこまで難しいものではないですが、預かった源泉徴収税は翌月10日に支払わないといけないので注意が必要です。

次の記事では実際にe-Taxを利用して源泉徴収税を国に納めるところまでを図解してまとめます。
そちらの記事も参考になれば嬉しいです。