最近、未経験Webデザイナーのためのセミナーに参加させていただきました。
僕と同じく、職業訓練を経て、独立されている人の話を聞ける機会ってそんなにないと思ったので参加させていただきました。登壇者の高橋直通さんは、年齢も僕と近く2年で独立しており、現在では後進のWebデザイナーを育てるために活動されてます。
僕としての何よりの驚きは、「Webデザイナー」という職種に興味を持っている方が多いことでした。
普段生活している限りその需要を肌で感じることはないのですが、セミナーに参加させていただき参加者様の熱を感じることができたのは良い経験でした。
たしかに、自分も職業訓練終わった後って、「なにしよ??」状態やったなーって改めて思い出し(もう2年半ぐらい経ちます)、未経験でもWebデザイナーに興味がある人に僕から何か伝えれることがあればと思い、今回ブログで書かせていただくことにしました。ちょっと長くなりましたが、かいつまんで見ていただければと思います。
この記事の目次
そもそも職業訓練ってなに?
まず職業訓練とは、求職者が無料で就職するため、さまざまな講義を受けられる求職者支援訓練です。
講義の内容としては、Webに限ったものではなく、様々な分野から選択できます。
職業訓練の学費は無料で(テキスト代は掛かります)、給付金制度を活用して、お金をもらいながら訓練を受けることもできます。
実際に僕が受けたのは5ヶ月ぐらいのスパンで、内容としてはHTML、CSS、Javascript、jQuery、PHP、ACCESS、MySQLなど多岐に渡りました。(今、考えたら内容詰め込みすぎですけどね、絶対に!!)
この時の講師の一人は、フリーランスで仕事をしている現役バリバリの方でした。現役のフリーランスでやってる方に、学問としてプログラムを習うというよりも、実践力としてWebサイトをつくりきる方法を学べたのは今から考えるとすごく大きなことでした。授業内容にないWordPressに触れたのも、よくよく独立をする上では良かったです。
職業訓練期間に心がけたこと
かなり詰め詰めの授業ってこともあり、予習や復習は大変でした。また、並行して、いろんな本を読むようにし、まずWebに触れる時間を増やしました。教科書以外の本を読んでいても、意味がわかならい箇所は、その都度聞くようにしてました。誰かに聞けて、すぐに答えを得ることができるっていうのは、学校に行っている期間だからこそ得れるメリットです。
あと、僕だけのルールとして、誰よりも多く勉強時間に当てようとは思っていました。僕が受けたクラスは20人ほどいましたが、未経験な僕だからこそ、誰よりも多く勉強しようと考えていました。
職業訓練生に僕が伝えたい3つのこと
横の繋がり大事にしよう
僕自身、初めてのweb業界で横のつながりは皆無なとこからスタートしています。
職業訓練を終えた後でも、疑問や壁には必ず、ぶつかります!時には、自分で壁を乗り越えることにこそ意義があることもあるのですが、簡単に乗り越えれるならそれに越したことはないんです。そのためには、同じ時間・同じ場所で勉強した仲間と繋がっておくことは非常に大事です。(僕も、卒業して2年半以上経ちますが、たまに連絡があったり、飲んだりします。)もしかすると、仕事の依頼なども。。。
また、職業訓練を終えたあと、広くWeb業界に散らばっていく同僚と、その後もいろんな情報交換ができるというのは重要です。
まずは、Webサイトを1本作ってみる
僕は通ってる段階で、過去に働いていた進学塾にホームページを売ろうと考えていました。(そこはたまたまWebサイト持ってなかったので)ですので、講義の中でWebサイトを作る作業もあったのですが、クライアントを想定して作れました。
初めてのWebサイトもWordPressで作った覚えがありますが、なかなかうまくいかなかった記憶があります。それでもたくさん、先生に聞くことができ、トライエラーを繰り返せたのは大きい意義がありました。
1本Webサイト作ることで、バラバラに学んでいたものを1つに集合させる必要性が出て行きます。
HTMLでも、よく使うのと使わないのを知ることで効率的にいろんなことを学べます。
まずは、簡単にできるものを選んでみて、「Webサイトをつくりきる」ということにチャレンジしてみるのが大事です。
道はたくさんあるということを知る
職業訓練を受けつつ、常に職業訓練を終えた後のことを考えないといけません。
一口に「Webデザイナー」といっても、携わる業務は職種により大きく違います。
働き口が、制作会社なのか、広告会社なのか、Webマーケティング系なのか、EC系なのかでも大きく違い、できる限り情報を集めて、いろんな人に会うのが大事だと思います。(僕はこの辺は全然できていませんでした。独立してからいろんな人と会う機会が増えましたが。)
未経験のWebデザイナーにとって一番重要なことは、自分のスキルを伸ばすということだけです。そして、そのスキルを伸ばすため、できることを増やしていける職場を探すべきです。そういう観点から言えば、正社員に限らず、派遣ということも選択肢としては悪くないはずです。
職業訓練を終えてたあと
職業訓練を卒業したあなたは、今、岐路に立たされているはずです。
まずは、自分がしたいこと・どうなりたいかを考えること。それが難しければ、何をしないか(Not to do)を考えると自ずと道が見えてくるはずです。
僕は、ひとりでやってみたいという願望がもともと強く、「定時に会社に行くのが嫌」でしたので、独立という方向に傾いて行きました。
独立すると決めても、どうすれば?
僕の場合、そんなに「独立」って決めてなくて、ひとりでやってきての延長に「独立」ってのが会った感じです。
職業訓練を卒業した後、僕がやったことを書きます。
まずは、スキルを。求められるものを作れる力
どう考えても、職業訓練を受けただけではスキルは足りません。少なくともWebデザイナーとして独立するには。なぜなら、求められるスキルに幅がありすぎるからです。プランニング、ディレクション、デザイン、コーディング。まずは、得意なもの極めましょう。デザインが得意であれば、コーディングが得意な友達がいれば、それで仕事は成立します。
全て一人でを実現するには、それなり時間が要るでしょう。継続こそ力なりです。
人生の棚卸しを
ひとりでやって行きたいとは思っても、「仕事」がないことには何も始まりません。この点、制作会社を回って仕事をもらうのも一つの案です。(案外、仕事を振ってくれるところはあります。)しかし、これだと下記で書くポートフォリオには掲載することはできません。
そこで、直案件をとって行く必要があるのですが、そのためにはまずは人生の棚卸しが良いでしょう。
すなわち、過去に関係があった各所に当たらせていただくということです。過去の勤め先などはもちろんのこと、幼稚園から習い事まで色々な過去の関わりを探ってみることです。
僕の場合は、友達周りの会社のコーポレーションサイトを作ったり、上記記述のように、進学塾に作ったホームページを持って行きました。「売る」ということが難しければ、タダ・無料でこちらが作らしてくれ!というスタンスで望むのが良いでしょう。
ここでつまづくと、この先もしんどいかもしれません。。。
ポートフォリオサイトの構築
外注で仕事を取るためにも、また就職するにしても、直案件でクライアントさんに見ていただくにも、まずは自分のWebサイトが必要です。「僕はこんな人間です。」「こんなことができます。」「こんなことをやってきました。」それを相手に伝えるツールがポートフォリオです。
僕もLIVALESTを立ち上げて、2年以上経ちますが、まだまだこのWebサイトをポートフォリオとしても使っています。
ポートフォリオのサイトで重要なのは、「自分」を伝えることです。
初めて見た人にどう映るか?それを意識してデザインしましょう。
まとめ
今回のブログは、セミナーに行ったことで感化されるとこがあって書かせていただきました。
内容的には、個人の経験という域を出ないので、やっぱりたくさんの人に会って、自分自身をどんどん磨いていくことが重要です。
「人は人によって磨かれる」
僕の前の職場の上司の口癖で、信念でもありました。
僕自身もまだまだ磨かれている最中でもあるのですが、こんな僕の経験でも何か参考人していただければ幸いです。
連絡いただければお力になれることもあると思います。
一緒にWebの業界を盛り上げていきましょう。