フリーランス
Web制作、想像とは違っていた8つの現実まとめ

最近、色々な仕事が舞い込むようになってきています。新規のWeb制作に関わらず、リニューアルの案件や、小さなカスタマイズ、スマホ対応、出張サービス、Webコンサルタントなど。この仕事をする前の僕が漠然と想像していた「Web制作」という仕事から、今はだいぶかけ離れていることに気づきました。

こういう感覚というのは、これからどんどん鈍くなっていくものなので、想像と現実の違いをまとめました。

仕事の総数が少ない

皆さんはどう思いますか?そもそも、僕はWeb制作を仕事にするつもりはありませんでした。自分でサイトを制作して、広告運用などを考えて収益を上げるためにWeb制作を勉強しました。なぜなら、やっぱりWeb制作という仕事の総数は少ないと勝手に思い込んでいたからです。何かブームが去っている感じはしていたし(ちょっとアプリ制作に近いような)。今更、新しくホームページを作るなんて人は少ないと想像していました。仕事がないなら、儲からないっていう勝手な想像をしていました。

実際には、確かに全盛期よりは仕事の総数は減っているのでしょう。しかし、僕は仕事の形が変わっているだけじゃないかと考えています。昔より、「Web制作」の内容が多様化しています。htmlとCSSで作成できたものが、今ではWordPressといったCMSの組み込み、スマートフォン対応、ランディングページなどジャンルは幅広くなっています。そして、今ではほとんどの企業がホームページを持っているので、新規案件は減っているかもしれませんが、リニューアルやカスタマイズ、コンサルタントなど形を変えて増えているようにみえます。仕事の総数で考えると、やはり需要は増えていると肌に感じています。

WordPress使える人多い

仕事をしていてWordPressが広まりつつあるのはすごく実感します。ただ、中途半端に使える人が多いかなというのが実感です。そのたびに思うのですが、やはりいくら簡単に導入できると言っても、細かくこだわりを持ってWeb制作するならやはり、html、CSSは基礎として勉強しておかないときついです。プラグインという便利なものもありますが、やはり入れすぎて表示されなくなったり、表示のスピードが遅くなってしまうという現象が起こってしまいます。くれぐれも、ご利用は計画的に。

営業しないとダメ

今のところ、なぜか継続的に仕事をいただいております。基本的には、口コミなどが多いです。それでも今後のことを考えて「営業」についてはいろいろと考えているところですが。ただ、僕一人で仕事をしていくだけなら「営業」の必要性は感じていないです。今ではクラウドワークスやランサーズといったソーシャルサービスもあります。ただ、独自の受注ルートはこれからも開拓していかないとダメだなと感じています。今後、この波がいつ終わるかわからないですからね。

クリエイティヴな仕事

僕の中では、クリエイティヴ=アートに近くて、自分が考えたことを形にするというイメージです。現実的には、Web制作という仕事はクリエイティヴではありません。なぜなら、Web制作のデザインの決定権者はお客さんだからです。自分はダサい!って思っても、お客さんがそれでOKと言うならそれで行くことになります。自分が良いと思ったことを作れないということです。クリエイティヴな場がないということではありませんが。

ディレクションしている人は何でも知ってる

これが一番びっくりしています。まあ、クライアントさんが何もわからないということはわかるのですが。この場合何がめんどくさいかというと、デザイン制作のやり取りが2倍遅くなるということです。(ディレクターに説明して、クライアントに説明するので)2倍遅くなるということは、制作期間が2倍に伸びるので、キャッシュフローが2倍遅くなるということです。これはあまり考えていなかったことで、今ではキャッシュフローという基準も受注する大きな要素となっています。(支払いが2ヶ月後とか勘弁してほしい。)

継続的な更新案件は少ない

意外に、Web制作と同じぐらいに継続的に更新案件はあります。それは、細かい更新作業の時もありますが、それに付随するコンサルタントもあります。Web制作の世界では、日々新しい技術が生まれていますが、それに対応できているところは少ないです。未だにWebのことがあまりわかっていない人は一定以上いるということです。ちょっとした更新作業を頼みたいとという需要は身近に感じています。

値段の相場は決まってる

このホームページでは制作値段を決めさせていただいています(高いや安いといったどちらもいわれるので困っていますが)。もちろん、Web制作以外での仕事もたくさんいただいています。カスタマイズ、出張、コンサル。ただ、向こうから提示される分には良いのですが、やはり自分から提示するときはすごく困ります。それについても、やはり自分の中で確立された自信がないことが根拠かなと今、書いていて感じています。「いくらですか?」って言われた時に、「当社では、この値段でやってます」って自信を持って言えるようになりたいですね。

全てがリモートで成立する

とは、うまくいかないもので。今、現在LIVALESTでもクライアントの80%ぐらいは関西です。これは、IT企業がなぜ東京に多いのかというのと同じなのですが、完全なリモート制作はまだまだ日本では根付いていないということかもしれません。クライアント目線で考えてみても、制作してくれる人や運営してくれる人が近くに住んでた方がすぐに対応してくれるので安心しますね。

まとめ

どうでしたでしょうか。意外に思われたこともあったかもしれません。実際に、その世界に飛び込まないと見えてこないこともあります。Web制作というのは、技術がどこまで進んでもなくならない部分というのはあるかもしれないなと感じています。そうなってもこの仕事をしているかどうかはわからないですが。笑