【フリーランスのお金話】上田 惣子著『自営業の老後』を読んでの備忘録

【フリーランスのお金話】上田 惣子著『自営業の老後』を読んでの備忘録

最近、フリーランスブームの兆しもあり、本屋でもたくさんのフリーランスに関する本が出版されています。ただ、このフリーランスという言葉自体は最近のものですが、「自営業」という働き方は昔からあったわけで、目新しいわけではなりません。(ただ、呼び方を変えているだけなのです。)

そんなフリーランスの本がはたくさんあるのですが、その「老後」について書かれた本は少ないです。いろいろな自営業の方に焦点をあて、「お金」にまつわる話がリアルに描かれた本でした。

Overview

フリーランスが、死ぬまで幸せに生きるために、いま、できることのすべて
みんなが苦手な年金や税金の話を超絶わかりやすく体感できる実用コミックエッセイ。
老後貧困に陥らないために、そして、死ぬまで黒字でいるために何をすればいいのか。
53歳 超ずぼらイラストレーターが、専門家と先輩の力を借りて、ギリギリセーフで老後の備えを始めます。

Memo

自営業には定年がない。年を取っても稼ぐことができるし、死ぬまで働ける。ただし、仕事がなくなればその時点で廃業。

36歳2児の母であるWebデザイナーの加藤さんは、貯蓄型生命保険(年額800,000円)、養老保険(年額400,000円)、確定拠出年金(月額68,000円)、小規模企業共済(月額70,000円)、SBI証券の積み立て投資信託(月額10,000円)を行なっている。

確定拠出年金は、掛け金は全額所得控除になるし、運用益は非課税になる。
(ただし、受け取りが60歳以上である。)

小規模企業共済は退職金を準備するシステムで、掛け金は全額所得控除、予定利率が高い。(予定利率は破格の1~1.5%)
掛け金納付月数が20を下回れば元本割れになる。

確定拠出年金と小規模企業共済の両方上限まで利用すれば、月138,000円、年間1,656,000円の所得控除が受けることができる。

生涯収支を出して、予測を立ててみよう。

老後の備えを全くしていない65歳フリーライターの佐竹さん。年金と土日のバイトでやりくりしている。全ての基本は「健康」。

自営業も、自転車と同じで、一度止まると走りたくてもすぐには進まない。どんな時も車輪を動かし続けることが大事。

国民年金はかなりお得なシステム。死ぬまでもらえるし、障害や死亡の時の大きな保障。払い損になりやすいのは厚生年金であって、国民年金は払い得になる可能性が高い。

公的年金制度として、「国民年金基金」がある。長生きすれば得になる・・・

自営業がローンを組むために、3年分の年収証明書、頭金2,000万を用意。5,880万の土地・建物を借入額2,300万(夫婦ふたりに)でローンを組めた。13年で完済。

民間の個人年金よりもまずは優先的に、公的な保険に加入するべき。保険も大事だけど、貯蓄も大事。民間保険で検討すべきは、医療保障と死亡保障。

儲かった時ほどお金の知識を学び、蓄え備える。余裕のある時ほどふんどしを締めなおす。

不動産投資はハイリスク!

日銭を追うより価値を追え。専門性を磨き、常にステップアップを考える。

Summary

かなり踏み込んだお金の話だったんですが、可愛いマンガですごく入って行きやすかったです。
そして、いろいろなフリーランスの方がいるなと改めて感じました。

フリーランスでやっている以上、最優先は今のお金・稼ぎが中心とはなってくるのですが、会社員とは違い、将来のことまでも考えていかないといけないのがフリーランスという働き方です。仕事のスキルだけではなく、税金などのお金の知識も身につけないといけない。
本著でも、著者の方が国民年金を過去5年分さかのぼって880,390円払っているシーンがあります(笑)

また、この著者は家・土地を買ってることに驚きました。
ローンを組むために結婚されてたみたいです。
ていうことは、ほんとの個人のフリーランスでローンを組むのは相当厳しいんでしょうね。(頭金2000万ってのもすごい)

僕も経理・税法についてはかなりずさんなものがあったので、まだまだフリーランスとしてやっていく以上、今のお金も大事ですが、将来的なお金についても勉強していく必要があると感じました。
僕個人だけならどうでもいいんですが、家族がいると考えざるを得ないですね。

とりあえず、確定拠出年金、小規模企業共済はすぐにでも検討しているところです。(ていうか、入ろう。)

老後のお金について、いろいろ考えさせていただいた本でした!



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