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Googleビジネスプロフィールとは?使い方・登録方法を図解でカンタン解説!

「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)集客できそう!使い方や登録方法を知りたいけれど、難しそうで手が出せない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

Googleビジネスプロフィールの使い方や登録方法がわからない・・・
専門的な技術を必要とするのではないかと不安・・・

このように思う店舗経営者・店舗オーナー様のために、Googleビジネスプロフィールの基本から、その登録方法、使い方までわかりやすく解説しました。

各ステップを図解で説明しているため、初心者の方でも簡単に利用できるようになります。オンライン上での店舗の視認性を高め、新規顧客を獲得するための強力なツールとして、ぜひGoogleビジネスプロフィールを活用してみてください。

  • Googleビジネスプロフィールで何ができるのか知りたい人
  • 初心者で、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認について知りたい人
  • Googleビジネスプロフィールについてもっと詳しくなりたい人

Googleマイビジネス(Google My Business/GMB)という名称は、2021年11月4日に「Googleビジネスプロフィール(Google Business Profile/GBP)」という名称に変更されました。Googleの検索画面やGoogleマップから直接ビジネスプロフィールを編集できるようになり、今までよりも利便性が向上しました(2022年7月にGoogleマイビジネスアプリのサービス提供が終了)。当記事では、「Googleマイビジネス」という表記は使用せず、Googleビジネスプロフィールに統一して解説しています。Googleマイビジネス表記の記事は情報が古い場合がありますのでご注意ください。

この記事の目次

Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィールとは、無料で使えるGoogleサービスの一つで、事業や店舗情報をGoogle検索やGoogleマップ上に表示させるツールです。Googleビジネスプロフィールの情報を充実させておくと、インターネット上であなたの店舗ビジネスを見つけてもらえる可能性が高くなります。

Googleビジネスプロフィールはどこに表示される?

Googleビジネスプロフィールは、Googleで地域名を含むキーワードで検索すると表示される情報です。検索されるキーワードによって「ローカルパック」と「ナレッジパネル」のどちらかが表示され、それぞれ異なる役割と表示条件があります

ローカルパックは、業種名や商品名などで検索した時に表示される3つの枠のことです。ナレッジパネルは、店名や施設名など固有名詞で検索した場合や、ローカルパックの店名をクリックした時に表れます。そのため、近隣店舗を比較したい場合はローカルパック、お店の名前を知っている場合はナレッジパックが表示される傾向にあります。

パソコンとスマホに表示される場所は以下のとおりです。

パソコンでの表示

Googleで、地域名+キーワードで検索すると、ローカルパックが表示されます。
以下は「梅田 たこ焼き」で検索して表示された例です。

パソコンでの表示

ローカルパックで表示された店舗名をクリックしたり、直接店舗名で検索した場合に表示される形はナレッジパックです。

パソコンでの表示

スマホ・モバイルでの表示

スマホやモバイルでは、検索結果の上部にビジネスプロフィールが表示されます。また、Googleマップアプリで地図を見る際は、地図上のピンをタップするとビジネスの詳細情報がポップアップウィンドウで開きます。

パソコンでの表示

店舗情報が作成される仕組み

Googleビジネスプロフィールの店舗情報は、主に以下の三者によって作成および編集されます。

Google

Googleはインターネット上に存在するさまざまな情報源からデータを収集し、自動的にビジネスプロフィールを作成します。主に以下の情報が含まれます。

  • 公式サイト
  • ニュース記事
  • 既存のディレクトリ情報

Googleが作成したGoogleビジネスプロフィールには、Web上に公開されている最低限の情報しかありません。また、古い情報や間違った情報を拾って作成される可能性もあります。

ユーザー

GoogleマップやGoogleサービスの利用者は誰でも、店舗に関する口コミを投稿できます。店舗の開店や閉店情報、写真などユーザーからの投稿は、店舗のプロフィールにリアルタイムで反映されます。これらのリアル情報は、将来の顧客にとって価値ある判断基準となるでしょう。

店舗オーナー

オーナーは営業時間、住所、連絡先情報、店舗の写真など自分の店舗に関する情報を編集できます。古い情報やユーザーの誤認識による間違った情報が反映されるケースもあるため、最新で正しい状態に保つことが大切です。ただし、店舗オーナーが修正申請をした場合でもGoogleの審査が通らなければ修正できない項目もあります。

Googleマイビジネスからの名称変更

Googleマイビジネスは2021年11月4日にGoogleビジネスプロフィールに名前を変更し、大きな変更が2つありました。

まず、Googleの検索画面やGoogleマップから直接ビジネスプロフィールを編集できるようになり、利便性が向上しました(2022年7月にGoogleマイビジネスアプリのサービス提供が終了)。次に、従来のGoogleマイビジネス管理画面の名称が「ビジネスプロフィールマネージャ」に変更され、特に複数店舗を持つビジネスのサポートが強化されました。

これらの変更で、店舗情報の更新や顧客の口コミ管理などをより直接的で簡単にできるようになりました。

Googleビジネスプロフィールの登録方法・手順

Googleビジネスプロフィールの登録方法

Googleビジネスプロフィールを登録するには、3つの異なるケースがあります。まずは、自店舗が次のどのケースなのかチェックしましょう。

  • ビジネスプロフィールがGoogleに登録済みで、オーナーが設定されていない場合→お店を選択してオーナー確認をする。
  • ビジネスプロフィールがGoogleに登録済みで、第三者がオーナーになっている場合→オーナー権限の譲渡をリクエストする。
  • ビジネスプロフィールが未登録の場合→お店を新規登録して、オーナー確認する。

各ケースごとにそれぞれ解説します。

ビジネスプロフィールがGoogleに登録済みで、オーナーが設定されていない場合

Googleビジネスプロフィールにビジネスが登録されており、まだオーナー設定されていない場合、早急にオーナー登録しましょう。Googleの店舗の実態を証明する審査は年々厳しくなっていますが、オーナー未登録のままだと第三者に権限を乗っ取られる可能性があります

オーナー登録はGoogleアカウントにログインした状態で自店舗を検索し「ビジネスオーナーですか?」から申請できます。

ビジネスプロフィールがGoogleに登録済みで、第三者がオーナーになっている場合

自店舗のGoogleビジネスプロフィールが第三者によってオーナー登録されているケースがあります。このような場合、顧客からの口コミへのフォローができなかったり、悪意ある偽オーナーによって情報を変更されたりする可能性があり危険な状態です。

このような状態では、顧客の信頼性をを失うことにもなりかねないため、早急に正式なオーナーとしてGoogleに認証してもらいましょう。
Googleビジネスプロフィールの基本情報下部の「このビジネスのオーナーですか?」 > 「アクセス権限をリクエスト」をクリックし承認されれば、管理・運用が可能になります。

ビジネスプロフィールがGoogleに登録済みの場合の「オーナー確認の方法」は下記記事で詳細に解説しています。

【2024年版】Googleビジネスプロフィールのオーナー確認方法を図解で解説【2024年版】Googleビジネスプロフィールのオーナー確認方法を図解で解説

ビジネスプロフィールが未登録の場合

GoogleマップまたはGoogle検索でビジネスプロフィールが表示されない場合、開業前の場合は、ビジネスプロフィールを新規登録する必要があります。
新規作成する方法を詳しく解説します。

  • ビジネスプロフィールマネージャーにアクセスする

    ビジネスプロフィールマネージャーにアクセスする

    ビジネスプロフィールマネージャーにアクセスし、「Googleにビジネス情報を追加」をクリックします。
    ※「ビジネスの名前を入力」し、すでにビジネスプロフィールが作成されていた場合は、オーナーとして登録するを参考にしてください。

  • ビジネス名とビジネスカテゴリを入力する

    ビジネス名とビジネスカテゴリを入力する

    ビジネス名はキャッチコピーや地域名は入力不可です。ビジネスカテゴリは事業内容を入力すると候補が表示されます。もっとも近いものを選びましょう。

  • 実店舗の有無を選択する

    実店舗の有無を選択する

    「店舗やオフィスなど、ユーザーが実際に訪れることができる場所を追加しますか?」の画面では、顧客が来店するサービスの場合は「はい」を選択しましょう。無店舗での取引をおこなっている場合のみ「いいえ」を選択します。

  • 店舗の住所を入力する

    店舗の住所を入力する

    店舗の住所を入力し、「次へ」を選択します。候補が表示されるため、「いずれも私のビ
    ジネスではありません」を選びます。

  • 出張型サービスがあるか選択する

    出張型サービスがあるか選択する

    「商品配達や出張型サービスを提供していますか?」と表示されるため、提供していれば「はい」を選択し、提供地域を選びます。提供していなければ「いいえ」を選択しましょう。

  • 連絡先を入力する

    連絡先を入力する

    ユーザーに表示する連絡先を入力します。電話番号やWebサイトを入れておくと、ユーザーからの問い合わせを受け取れるため、ビジネスチャンスを逃しません。

  • オーナー確認する方法を選択する

    手順に沿って確認コードを入力

    オーナー確認をおこなう方法を選択し、Googleからの確認を受け取ります。なお、従業員や代理店など第三者にも管理者権限を付与可能です。
    オーナー確認で表示されている方法の他に、「そのほかのオプション」をクリックすると選択肢が増えます。確認方法は以下のとおりです。

    ・電話でコードを受け取る
    ・ビジネスの動画
    ・ショートメール
    ・メールアドレス
    ・録画
    ・メール

    ※ショートメールとは、SMSを通じて確認コードを受け取る方法のことです。

  • 営業時間を入力する

    連絡先を入力する

    店舗・施設などの営業時間を入力します。
    正確な営業時間情報を入力しておくことは重要です。
    問い合わせを減らし、お客様が来店をやめるのを防いだり、クレームを防止することができます。
    設定できる営業時間の種類は、大きく以下の5種類に分けられます。

    ・通常の営業時間
    ・特別営業時間(祝休日の営業時間)
    ・営業時間の詳細
    ・臨時休業・閉業

    ・不定休


    それぞれの店舗・事業者様に合った設定を行いましょう。

  • メッセージを追加する

    連絡先を入力する

    Googleビジネスプロフィールからユーザーと直接コミュニケーションが取れるチャット機能です。ユーザーはGoogleマップからメッセージ機能を使って、企業や店舗に質問ができます。
    また企業や店舗側からもGoogleビジネスプロフィールの管理画面からユーザーに直接連絡をすることができます。
    ですが、メッセージ機能の利用にあたって注意点があります。

    ・なるべく早く返信する(24時間以内)
    ・予約のブッキングは避ける
    ガイドラインを遵守する


    企業の業績悪化や信頼性の低下を防ぐためにも、この3つを注意しましょう。

  • ビジネスの説明を追加する

    連絡先を入力する

    ビジネスの説明とは750文字以内で店舗の説明を記載できる項目です。ユーザーが詳細を確認できるよう、わかりやすい文章にしましょう。
    ユーザーの為になる「最寄りの駅」「理念」「サービス内容」などの情報を、下記に注意しながら記載しましょう。

    ・ターゲットのイメージを明確にする
    ・利用する理由を伝える
    ・サービスを象徴するキーワードを上手く取り入れる
  • ビジネスの写真を追加する

    Google Workspace

    Googleビジネスプロフィールに投稿した写真はマップやGoogleの検索結果など様々な箇所に掲載され、閲覧ユーザーの来店率を高める1つの要素となります。
    できるだけ多くの写真を掲載しましょう。
    Googleマイビジネスからいつでも変更・削除できます。
    またカテゴリに合わせた写真を追加するとビジネスを効果的にアピールできます。
    写真のカテゴリは以下の8種類になります

    ・外観
    ・店内
    ・商品(人気の高い商品など)
    ・サービス
    ・食べ物or飲み物
    ・共有エリア
    ・客室
    ・チーム・メンバー(経営陣・従業員の写真など)
  • Google Workspace

    Google Workspace

    こちらはスキップでかまいません。

  • 登録完了

    登録完了

    プロフィールはいつでも変更できます。
    またビジネス情報は、ビジネスプロフィールのオーナー確認を完了しないと Googleサービス上には表示されません。

Googleビジネスプロフィールの作成・編集方法

Googleビジネスプロフィールの作成・編集方法

オーナー登録したGoogleアカウントでログインすると、ビジネスプロフィールマネージャで編集できます。正確な情報をユーザーに届けましょう。

Googleビジネスプロフィールを作成または編集する際、以下のポイントに注意して、情報を正確かつ魅力的に表現しましょう。

ビジネスの概要

ビジネスの概要として、ビジネス名、ビジネスカテゴリ、説明、開業日を入力します。

ビジネス名

ビジネス名は自店舗の名前のみにします。地域名、キャッチコピーなど不要な情報をつけるとビジネスプロフィールが停止される可能性があります。ただし、チェーン店の場合は、看板に地域名がついている場合はガイドライン違反になりません。

ビジネスカテゴリ

ビジネスカテゴリとは、自店舗の業種のことで9つまで選択できます。検索で適切な顧客に見てもらうためにも、正しいカテゴリの設定は重要なポイントです。また、オプションとして、カテゴリを追加できます。「中華料理」に「ラーメン」「餃子」など関連性の高いものを追加すると、検索で顧客に見つけられやすくなります。

説明

ビジネスの特徴や強み、顧客に提供する価値を簡潔に説明しましょう。価格やセール情報は入れず、ビジネスの詳細のみを記載します。なお、URLやHTMLは入れられません。
最大750文字まで入力できますが、表示されるのは200文字までです。そのため、最初の200文字までに重要な情報を入れなければ、顧客の目に留まらないない可能性があります。

開業日

 
開業日は、美容室や士業、自動車整備工場など、一部のビジネスでのみ表示されます。ビジネスが開始された日を明記することで信頼性を測る目安になるため、ぜひ入力しておきましょう。開業前に開業日を入力しておくと、90日前からGoogleマップに表示されます。店舗がオープンすることを事前にアピールできるためおすすめです。

連絡先情報

連絡先情報には、電話番号、Webサイト、ソーシャルメディアのリンクを入力します。

電話番号

顧客が店舗に直接連絡できる正確な電話番号を入力しましょう。電話番号は3つまで登録できます。また「ビジネスプロフィールに電話番号を表示しない」をオンにすると、非表示にすることも可能です。

Webサイト

自店舗のWebサイトのURLがあれば登録しておきましょう。Webサイトを登録しておくと、ビジネスプロフィールを見たユーザーがWebサイトを訪問してくれる可能性があります。チェーン店の場合はトップページではなく、各店舗ごとのURLを貼ったほうがユーザーにとって便利です。

ソーシャルメディアのリンク

ビジネスが活用しているソーシャルメディアのプロフィールへのリンクを追加します。登録できるソーシャルメディアには、以下のものがあります。

  • Instagram
  • Linkedln
  • Pinterest
  • TikTok
  • X(旧Twitter)
  • Facebook
  • YouTube

所在地とエリア

店舗所在地とエリアを入力します。

ビジネス所在地

ビジネス所在地はWebサイトの住所表記と合わせ正確に入力しましょう。住所を入力すると、Googleマップ上にピンで自動的に設定されます。Googleマップ上に正確な位置が表示され、顧客が店舗まで迷わずにたどりつけます。ビル名などの詳細情報も含めて入力しましょう。

サービス提供地域

出張サービスや宅配サービスを提供している場合は、住所を非表示にしサービス提供地域を登録します。また、店舗でも販売し、出張や配達もおこなう場合は、住所とサービス提供地域の両方を指定しましょう。サービスを提供する市区町村や郵便番号などで具体的にエリアを指定できます。

営業時間

営業時間を登録すると、Googleプロフィール上に「営業中」や「営業時間外」と表示されます。ユーザーが一目で店舗の営業状況を確認できるため、ぜひ登録しておきましょう。営業時間は、曜日ごとに異なる時間を設定できます。また、不定期営業や臨時休業などの場合は「特別営業時間」として設定し、通常営業とは異なる宅配などの営業時間がある場合は、「他の営業時間を追加」として設定します。

その他(属性)

Googleビジネスプロフィールの「その他(属性)」機能では、ビジネスの支払い方法、テイクアウトや宅配サービス、Wi-Fiの有無、テラス席の有無などの情報を登録可能です。属性を登録しておけば、Googleは店舗の特徴を理解しやすくなり、検索結果で上位表示される可能性が高まるでしょう。顧客が表示された情報に興味を持ってくれれば、来店やサービス利用にもつながります。

Googleビジネスプロフィールの削除・閉鎖について

削除や閉鎖の手続きは、ビジネスプロフィールの「プロフィール編集」から「ビジネス情報」を選択して削除または編集します。ビジネスを閉鎖したい時には、閉業マークをつけてビジネスの情報と管理者を削除します。再度管理したい場合は、改めてのオーナー確認が必要です。

Googleマップからビジネス情報自体を削除したい場合は、Googleに削除リクエストしましょう。リクエストがGoogleから承認されるとビジネスがマップから削除されます。

Googleビジネスプロフィールのログイン方法・管理画面

Googleビジネスプロフィールのログイン方法と管理画面について解説します。

ログインする方法

Googleビジネスプロフィールにログインするには、Googleアカウントが必要です。アカウントがない場合は、Googleのホームページまたはビジネスプロフィールから、アカウントを作成し、ログインしましょう。

複数のビジネスを管理している場合は、そのビジネスを管理しているアカウントでログインしてから管理したいビジネスプロフィールを選択してログインします。

管理画面について

Googleにログインしてビジネスを表示させると、管理画面が開きます。管理画面では、ビジネスの概要、パフォーマンス、レビュー、投稿などの情報を編集できます。また、訪問者の行動やビジネスプロフィールのパフォーマンスなども確認可能です。

Googleビジネスプロフィール基本機能

Googleビジネスプロフィール基本機能

Googleビジネスプロフィールの主な基本機能は、以下のとおりです。

  • プロフィールの編集
  • クチコミ管理(クチコミを読む)
  • 写真を追加
  • 商品・サービスの追加・編集
  • 最新情報の追加
  • パフォーマンス(インサイト分析)
  • ビジネス情報
  • レビューを依頼
  • その他機能

順に見ていきます。

プロフィールの編集

ビジネスの基本情報(名前、住所、電話番号など)を編集できます。連絡先や営業時間など最新情報を入力することで、Google検索やマップ上で正確な情報を伝えられます。

クチコミ管理(クチコミを読む)

「クチコミ管理」では顧客からの口コミを閲覧し、それに対して返信できます。適切に対応することで口コミを書いてくれた顧客からの親近感が増す可能性は高まります。また、口コミのやりとりが誠実であれば、それを見た他の顧客からの信頼性も高められるでしょう。

写真を追加

店舗や商品の写真を追加すると、ビジネスの魅力を視覚的にアピールできます。写真はビジネスの印象を大きく左右するため、質の高い写真を選ぶようにしましょう。

商品・サービスの追加・編集

提供する商品やサービスの情報を追加・編集できます。検索で見つけてくれた潜在顧客に、どのようなサービスをしているのか、直接アピールしましょう。

最新情報の追加

イベントや特別なお知らせなど、ビジネスに関する最新の情報を追加できます。誤情報や古い情報などが掲載されていると顧客の不信感を招く可能性があります。そのような事態を防ぐためにも。情報は常に最新の状態にしておくと良いでしょう。

パフォーマンス(インサイト分析)

パソコン、モバイルなどデバイスの内訳、どのようなキーワードで流入しているか、またルート検索やWebサイトのリンクをクリックした件数などがわかります。
パフォーマンスの効果を測定し、必要に応じて調整をおこなうことで集客力アップが期待できます。

ビジネス情報

ビジネス情報では、ビジネスのカテゴリ、ビジネスの紹介文、サービスのオプションなどが入力できます。詳細に設定することで、顧客の興味を引きやすくなります。

レビューを依頼

「レビューを依頼」では、自分のビジネスプロフィールに口コミを投稿できるリンクを取得できます。生成されたリンクをメールに添付したり、QRコードを作ってチラシに貼り付けたりすると、レビューのお願いをしやすくなります。
また、メールやWhatsApp、Facebookの場合は、直接共有できるボタンがあり便利です。

その他機能

他にも以下のような機能があります。しかし、これらの昨日は現在のところあまり使われてはいないようです。

メッセージ

メッセージ機能では、顧客からダイレクトにメッセージを受け取れます。メッセージを受け取ったときにアラートを受け取れるため、顧客からの疑問にすぐに対応できます。

予約

予約機能では、サードパーティプロバイダを利用して、直接ビジネスプロフィールからサービスの予約を設定できます。ただし、サードパーティプロバイダと別途有料契約が必要です。

サードパーティとは、ビジネスオーナーの代わりにビジネスプロフィールの管理をおこなう代理人のことです。たとえば、以下のような人が管理する可能性があります。

  • デジタルマーケティングエージェンシー
  • サードパーティのSEO/SEM社
  • オンラインによるサービス(受注、スケジューリング、予約)を提供する事業者
  • アフィリエイトネットワーク事業者

Q&A

プロフィールにQ&Aを設置し、顧客から直接質問を受け取れます。履歴を残せるため、Googleビジネスプロフィールを見た顧客の疑問解消に役立ちます。

広告掲載

Googleに有料広告を掲載できます。広告を利用すると、より多くの潜在顧客にリーチし、ビジネスの知名度を高められる機会になります。

Googleビジネスプロフィールを使うべき理由

Googleビジネスプロフィールを使うべき理由

Googleビジネスプロフィールを使うべき理由には、以下の3つがあります。

  • 新規顧客獲得手段として重要性が増している
  • 他人に管理させない
  • ホームページ代わりになる

順に見ていきましょう。

新規顧客獲得手段として重要性が増している

Googleビジネスプロフィールの情報は、オンラインでの新規顧客獲得手段として重要性が増しています。

新規顧客獲得手段として重要性が増している
引用: brightlocal
Whitesparkのローカル検索ランキング要素レポートによると、2023年にもっとも重要なローカル検索エンジンのランキング要素はGoogleビジネスプロフィールの情報でした。全体の32%と大きな影響力を持っていることがわかります。

新規顧客獲得手段として重要性が増している
引用: brightlocal
BrightLocalのランキング要因の経時変化では、Googleビジネスプロフィールの影響力は、2021年より少し下がったものの依然として大きいとされています。

Google検索やGoogleマップにビジネス情報が上位表示されれば、潜在的な顧客に店舗やサービスを見つけてもらいやすくなります。地域密着型のビジネスにおいて、地元の顧客を効果的に引きつけるための強力なツールだと言えるでしょう。

第三者に管理させない

第三者に管理させないために、オーナー登録して管理権を取得することが大切です。Googleビジネスプロフィールはオーナー権限がない第三者も編集を提案できます。そのため、オーナーが定期的に管理、監視しておかなければ、誤情報や古い情報、悪意ある情報が掲載されてしまうリスクがあります。オーナー登録しておけば、必要に応じて変更することが可能です。

ホームページ代わりになる

Googleビジネスプロフィールはインターネット上に店舗情報を公開できるため、ホームページ代わりとして利用可能です。通常のGoogle検索の場合、小規模ホームページではなかなか検索上位されにくい傾向があります。しかし、距離や営業時間などさまざまな条件が合致すれば、小規模な店舗のGoogleビジネスプロフィールでも検索結果に表示されます。そのため、今まさにその場所でそのサービスを必要としている顧客をピンポイントで集客できる可能性があるのです。

Googleビジネスプロフィールを活用するメリット

Googleビジネスプロフィールの活用は、オーナーにとって多くのメリットがあります。中でも、とくに重要なものは以下の3つです。

  • 全て無料で登録・編集が可能
  • 店舗情報を常に最新に保つことができる
  • 口コミ返信で顧客満足度アップにつながる

全て無料で登録・編集が可能

Googleビジネスプロフィールの最大のメリットは、全て無料で登録・編集できることです。小規模ビジネスやスタートアップにとって、初期費用がかからないことは大きなメリットとなります。たとえば、ホームページの制作コストは、数十万円〜数百万円が相場です。しかし、Googleビジネスプロフィールであれば、自分で設定すれば初期費用は無料。プロに代行を依頼しても数万円で設定できます。

店舗情報を常に最新に保つことができる

店舗情報を常に最新に保つことは、ビジネスへの信頼性を高める上で重要なポイントです。たとえば、特別なイベントやプロモーションの最新情報を載せておけばそれを見た顧客が興味をもってくれる可能性が高まります。しかし、それがすでに終了していたイベントだった場合、不信感をおぼえるかもしれません。また、店舗の休日が変更されていた場合、開店中にもかかわらずGoogle上では閉店中と表示されます。そのため、来店するつもりだった顧客を逃してしまう可能性もあります。

口コミ返信で顧客満足度アップにつながる

顧客からの口コミに誠実に返信することで顧客満足度アップにつながります。口コミを通じて顧客と直接接触できるため、店舗オーナーに対し良い印象をもってもらえるかもしれません。もし悪い口コミを書かれた場合でも、丁寧に謝罪することで迷惑をかけてしまった顧客に対し直接フォローできます。また、誠実なやりとりは新しい顧客を引きつけるチャンスにもなります。

Googleビジネスプロフィールのデメリット

Googleビジネスプロフィールには、以下のようなデメリットがあるため、対策をおすすめします。

  • 誤った情報を登録されることがある
  • 悪い口コミを投稿される可能性がある

誤った情報を登録されることがある

Googleビジネスプロフィールは第三者からの情報提供も含めて作成されます。そのため、誤ったビジネス情報が登録されていた場合、顧客を混乱させてしまうかもしれません。これを防ぐためにも、オーナーは定期的にプロフィールを監視し、必要に応じて情報の修正を提案するか削除をリクエストする必要があります。ただし、口コミや投稿写真など、ユーザーからの情報はオーナーがコントロールすることはできません。

悪い口コミを投稿される可能性がある

顧客に悪い口コミを投稿されると、店舗評価に悪影響を及ぼす可能性があります。このような場合、早急に口コミに謝罪し誠実な対応をする必要があります。しかし、オーナーにならなければ口コミへの返信はできないため、即時対応できません。

口コミが増えれば一定の割合で低評価をされることは多々あります。適切な数の悪い口コミはむしろ正当な評価と思ってもらえるのであまり気にしなくても良いでしょう。また、競合や誹謗中傷を目的とした悪意のある口コミが投稿された場合は、Googleに削除リクエストを要求できます。

自店舗のビジネスプロフィールが検索される3つのパターン

自店舗のGoogleビジネスプロフィールが検索される際、主に以下の3つの検索パターンがあります。それぞれのパターンで表示される情報には違いがあります。

検索キーワード 表示される情報
直接 知っている店舗名で検索
例:〇〇ベーカリー
行き方、連絡方法、営業時間、口コミ、写真など
間接 業種で検索
例:たこ焼き、歯医者など
評価(星の数)、口コミ、サービス内容、写真など
ブランド名 ブランド名で検索
例:マクドナルド、コーナンなど
行き方、連絡方法、営業時間

それぞれの検索パターンを意識して、Googleビジネスプロフィールに顧客が必要としている情報を網羅しておけば、その情報をきっかけにして店舗に足を運んでくれる可能性が高まります。

店舗情報の上位表示3要素

Googleのローカル検索において、店舗情報の上位表示は「関連性」「距離」「視認性の高さ」の3つによって決まります。

関連性

関連性は、Googleビジネスプロフィールの内容がユーザーの検索キーワードとどれだけマッチしているかを意味します。たとえば、ユーザーが「パン屋」と検索した際に、パンを販売している店舗が表示されるのは、その店舗情報が検索キーワードと高い関連性を持つためです。

この関連性を高めるためには、ビジネスプロフィールを充実させ、詳細かつ正確な情報を提供することが重要です。具体的には、商品やサービスに関連する情報、適切なカテゴリーの選択、そして関連キーワードを使用するようにしましょう。これらの施策により、検索結果で上位表示されやすくなり、多くのユーザーに自店舗のビジネスプロフィールを見つけてもらえるようになります。

距離

Google検索での表示順位は、検索者の現在位置または指定したエリアから店舗までの距離に大きく依存します。そのため、店舗がユーザーにとって物理的に近ければ近いほど、検索結果での上位表示されやすい傾向にあります。距離要素は直接コントロールできませんが、Googleビジネスプロフィールの住所情報を正確に保つことで、ユーザーが現在地近くの店舗を探す際に正しく表示されるようになります。

視認性の高さ

視認性は、店舗がオンライン上でどれだけ目立っているか、つまり知名度です。視認性を高める要素は、プロフィールの充実度、正確性、更新頻度、口コミの数や質、写真の投稿、オンラインでの活動、ローカルでの話題性、そしてネット上の情報量(サイテーション)などから構成されます。店舗の魅力を最大限に伝え、目立たせるためにも、ビジネスプロフィールを充実させることが大切です。

上位表示を狙うためのポイント3つ

上位表示を狙うためのポイント3つ

自店舗のGoogleビジネスプロフィールが検索される際、以下の3つの対策をおこなうと、Googleからの自店舗の評価が高まり検索で上位表示されやすくなります。

  • 店舗情報を充実させる
  • 口コミを管理する
  • 店舗からの情報を投稿する

詳しく見ていきましょう。

店舗情報を充実させる

店舗情報を充実させておくと、検索者の目的に合った答えを正しく提供できます。そのため、検索時に顧客の満足度が上がります。

充実させたい項目は以下の3つです。

  • 営業時間の情報を最新にする
  • 写真や動画を追加する
  • 店舗の商品を追加する

それぞれのポイントを紹介します。

営業時間の情報を最新にする

営業時間を常に最新にしておけば、顧客が正しい営業時間を把握できます。営業中と書いていたのに閉まっていたといったトラブルがなく安心して来店できます。

写真や動画を追加する

店舗の魅力を伝える写真や動画があれば、顧客に視覚的にアピールできます。写真はJPG または PNG 形式、動画は最大30秒などと決まっているため、投稿する際にはガイドラインを確認しておきましょう。

店舗の商品を追加する

ローカル在庫アプリや商品リーダーとPOSシステムを接続すると、商品情報を掲載できます。店舗を検索した顧客が、メニューや価格、在庫状況などを事前に確認できるためユーザーの利便性が高まります

口コミを管理する

口コミの数や質は、3要素のうちの2つ「関連性」「視認性の高さ」の評価につながります。どのように口コミを管理すれば良いのか、順に見ていきましょう。

口コミを増やす施策をおこなう

一般的にユーザーは、何を書いたらいいかわからない、書く理由がない、手間がかかるといった理由で自発的には口コミを書いてくれません。口コミを書いてもらうには、ユーザーにとって書く理由が必要です。たとえば、会計時に「食べた料理に感想をお願いします」と具体的に伝える、QRコードを使用して簡単にアクセスできるなどの施策が効果的です。

口コミに返信する

全ての口コミに返信することは、Googleにも良い印象を与えます。良い口コミへの返信はビジネスの存在感を高めてくれます。また、悪い口コミへは感謝の意を表し、謝罪と改善策の提案をしましょう。口コミに誠実に対応した履歴が残り、将来の顧客に対して店舗の良いイメージをアピールできます

店舗からの情報を投稿する

Googleで上位表示させるためには、店舗の情報を積極的に投稿することが有効です。具体的には以下のような方法があります。

サービスの紹介や告知

イベント、セール、新商品、入荷、営業時間変更などの最新情報を発信できます。このような情報の発信により、顧客に対して店舗の魅力を効果的に伝えられます。

クーポン・特典

限定クーポンやキャンペーンなどを記載しておくと、来店してもらえるきっかけになります。これらの特典は新しい顧客の獲得やリピーターを増やすのに有効な方法です。

Googleビジネスプロフィールを活用するときの注意点

Googleビジネスプロフィールを活用するには3つの注意点があります。

  • ビジネス情報は勝手に変更されることがある
  • 突然公開停止になることがある
  • オーナー権限を乗っ取られることがある

それぞれ紹介します。

ビジネス情報は勝手に変更されることがある

Googleビジネスプロフィールはオーナー、ユーザー、Googleの三者によって情報が作成されるため、オーナーになっても完全にコントロールすることはできません。オーナーが編集しなくても、情報は勝手に変更されることがあります。修正連絡しても何度も変更される場合は、インターネット上の誤った情報や第三者による修正提案が原因かもしれません。

突然公開停止になることがある

Googleビジネスプロフィールは突然公開停止になることがあります。しかし、停止された理由はGoogleに問い合わせても教えてもらえません。公開停止になる理由はガイドライン違反が原因の場合が多いようです。そのため、違反箇所を修正し回復リクエストすると解決できることがあります。

オーナー権限を乗っ取られることがある

Googleビジネスプロフィールをオーナー不在の状態で放置していると、第三者にオーナー権限を乗っ取られ悪用される可能性があります。また、オーナー登録後も、知らないユーザーからオーナー権限をリクエストされた場合はすぐに拒否しましょう。Googleからの通知を見逃し期限内に拒否しないとオーナー権限を乗っ取られることがあります。

まとめ:Googleビジネスプロフィールを活用して店舗の知名度や集客力をアップしよう!

この記事では、Googleビジネスプロフィールとは何か、また登録方法や使い方について解説しました。重要なポイントをまとめます。

  • Googleビジネスプロフィールは無料で利用可能
  • ホームページ代わりに手軽に利用できる
  • 適切に管理することで、常に最新の情報を顧客に提供できる
  • 口コミ返信により顧客と良好な関係が築ける

Googleビジネスプロフィールを正しく活用すると、店舗の知名度や集客力を高められます。ホームページの上位表示対策と比較すると、Googleビジネスプロフィールのほうが短期間で効果が表れやすいため、今すぐ取り組むべき施策といえます。競合が少ない今のうちに先行者利益を手に入れましょう。