少しタイトルきつめですね。
最近、「簡単にWordPressでホームページを作ろう!」「本を読むだけで簡単にお店のホームページを作ろう!」ってコンセプトの本がめちゃくちゃ増えてきました。僕自身、WordPressを勉強する際のとっかかりとしては、そういう本を参考にさせていただき、お世話になった経験があります。ただ、僕自身プロとして、WordPressに関わらせてもらうようになり、「いやいや落とし穴はたくさんあるよ」ってことを伝えたいと思い今回、ブログに書かせていただきました。
選択と集中という経営判断をミスってる
そもそも大きな理由として、「個人事業のあなたがホームページのためにWordPressを1から勉強する」ということは、あなた自身の目標ですか?という点です。僕を含め事業をする理由は、社会事業でない限りその目的は利益を追求することです。その上で、経営者・事業者にとって1番大切なのは「判断」をすること。とりわけ「選択と集中」が非常に大事です。そういう目線で考えれば、あなたが1からWrodPressを勉強してホームページを作ることはナンセンスとしか言いようがありません。
ホームページというのは、勉強コストがけっこうかかる
何かを1から始めて、プロみたいな知識を手に入れるためには、1万時間の法則というものがあります。これ法則が、完全に証明されているのかはさておき、目安としてはいい指標ではないでしょうか。ざっくり1日9時間を3年間です。
先ほどの話に戻りますが、これだけの時間をかけるなら、あなたはあなたの事業に専念すべきなのです(これが今回言いたいこと全てです。)選択と集中、事業者のあなたはWordPressを1から勉強するという選択をすべきではなく、自分の事業に集中すべきなのです。
確かに、WordPressというのは導入が簡単なシステムですし、今まで以上に少ない時間コストでホームページを持つことができるでしょう。ただし、ホームページを制作するということは、WordPressだけ勉強すればいいというものではありません。html、cssなどの言語、サーバー、ドメインの知識は、プラグインの使い方を学ぶ必要があるでしょう。また、セキュリティーにも気をつけなければなりません。また、少なくとも画像加工のスキルも入りますし、SEOだって少なからず勉強する必要があります。Google Search Console、Google Analyticsも使ったほうがいいです。
そもそも、WordPressは英語ですから、ある程度の英語の知識も必要かもしれません。
「WordPress」と一言で言ってもその周辺のことを操作するには、たくさんの知識を必要とするのです。こう言ったことは、本には書かれていません。(大抵端折られているか、細かい字で大量に書かれていることが多い。別書参照とかね)
素人が作ったWebサイトはダサい
Webデザインに関しても、そこにはルールがあります。ルールがあるからこそ人はそれを美しいやキレイであったり、カッコイイと感じるのです。この部分に関しても、WordPressのテンプレート通り作ればある程度のクオリティーは保障されるでしょう。ただ、その画像選定であったり、加工は自分でする必要があります。デザイン面から言っても、php・CSSを触れなかったり、画像加工のスキルがないと素人臭さは抜けないデザインに陥ってしまいます。
素人臭いデザインのホームページなら、作らない方が良いでしょう。廉価なホームページだと認識されているようでは、かえって信用を損なう結果となります。僕ならそんなお店に行くことはないです。
(チラシなら手書きで、熱意のあるデザインが逆に良かったりするのですが、ホームページではそれを表現するのにもスキルがいります。)
まとめ
以上のように、僕は事業者の方が、1からWordPressを勉強することには大反対です。
もちろん、趣味レベルならどんどん覚えていただいて良いのですが、自分の事業の収益を考えるならあらゆる面で良いことはないと言えます。最近、カンタンにホームページ!みたいな本に違和感を感じて書いてみました。(WordPressに限らず、WIXなども素人が手を出して良いことは何もないです。)「選択と集中」、普段はあまり僕も意識していないですが、再認識する必要がありますね!