WordCamp Osaka2018に参加してきました!今回はかなりビジネスに特化したセッションが多く、学びも多かったので、自分自身の思考の整理も兼ねてブログ書かせていただきます。最後には、実際に「行動」に移したことも書かせていただきました。
僕がWordPressでやったことヒストリー
Web制作フリーランスの久次昌志さんという方のセッションを聞かせていただきました。日々、クライアントワークに追われる中で、プライベートで学んだこと・何かにチャレンジしたことが仕事でも大きく活きるよというようなことを話されていました。
具体的には、サブカル系の商品比較サイトやアンテナサイト、また現在では猫カフェのポータルサイトなども運営されているということでした。
久次さんもおっしゃってましたが、ずっとこのままWeb制作のフリーランスをしているのは違うかなということで、「複数の収入源」を得るためにプライベートワークでいろんなことにチャレンジされていました。
僕は話を聴きながらも、自分はまだまだプライベートの部分でまだまだチャレンジできていないなってのを再認識させられました。また、同時に同じようなことを考えている人がいること、また僕がやりたいなっとうっすら考えている方向性(WordPress+スクレイピング)なども似ていてたくさんの気付きを得ることができました。phpでスクレイピングできるのかー。
『僕がWordPressでやったことヒストリー』
ブログを書くことでSEOや文章力が上がった
サブカル系商品価格比較(抱き枕カバー)
商品データをスクレイピングするPHPを書いた!
(まさにやりたい事!!!)
ECサイト5サイト(6,000ページ抽出)#wcosaka— LIVALEST (@gallantglow) 2018年6月2日
Google 検索最新情報 2018(WordCamp版)
次は、GoogleエバンジェリストのTakeaki Kanayaのセッションを聞かせていただきした。こちらは、考えたということよりも新しい知識を吸収できたのでまとめます。
WordPressプラグインの『AMP for WordPress』はかなり進化している。(確かに、AMPで動的なコンテンツも可能になっており、googleはかなり力を入れているように感じた。グーテンベルグにも対応するとか。)
モバイルファーストインデックスでは、レスポンシブデザインなら何も問題はない。スマホとPCで別々のURLで運用している場合は注意が必要。
新しいSearch Console。検索順位もわかり、何より16ヶ月までの期間のデータを保持できるようになった(前年度と比較できる!)モバイルとPCのパフォーマンスは切り替えて見る必要がある。インデックスカバレッジレポートで、クロールエラーを細かく見ることできるようになった。
スピードアップデート。2018年7月より、ページの読み込み速度はモバイル検索のランキング要素として使用する
PageSpeedInsightsでは、chromeでの実際のレポートが表示される。
chromeアプリのLighthouseで、表示までの経過が詳しく知ることができる
Googleの中の人の話ということで、検索結果に関することをたくさん学べました。PageSpeedInsightsの話は知らなかったので驚きました。シュミレーターではなく、Choromeでの実際のデータを使ったものがレポートとして出てくるようになったとのこと。新しいSearch Consoleも触ってみないと。
英語を見るだけでクラクラしていた私が、多言語サイトデザイナーになってしまった話
京都の制作会社で働いているKaminoさんのセッション。あまり多言語化サイトを作る機会はないのですが、制作フローから注意点までかなり詳しいところまで学ぶことができました。特にデザインにおいては、日本語から多言語にすることでテキストが伸縮するのでそれを踏まえたデザインにすること。
また、翻訳をお願いするのは、文章と単語にしておくことで後から使いまわせること。ユーザー分析が大事(Android4.4以下の対応を考える必要性や、中国語圏だとアメリカ系のサービスが使えず代替する必要があることなど)。サイトの多言語化する上で、細かい部分まで教えていただくことができました。
・多言語化はたくさんの方法がある
→保守性も考えて設計する・デザインは日本語から作成する
→強調する部分がわかりにくい・テキストは長くなることも短くなることもある
→使い回せるような設計で。#wcosaka2018— LIVALEST (@gallantglow) 2018年6月2日
マーケティングを考えるとWebサイトが見えてくる!
Tomohiro InabaさんのWebマーケティングのセッション。
こちらはWordBenchで一度お話を聞かせていただいたこともあり、スラスラと内容が頭に入りました。一番大事なこととしては、『エンドユーザーにどう情報を届けるか?』を常に考え続けること。そして、それはWebに限定する必要もない。Webサイトを作って欲しいクライアントさんは、利益が欲しいという根本の問題を解決してもらいたいのだから。
同じクライアントさんからの依頼でも、ターゲットが違えばアプローチの方法も違う。そして、ここまで考えるというのはコンサルタントの領域になっており、まずは小さく結果を出すことが大事だとを話されていました。
レンタルサーバを落とさない、WordPressとレンサバのお付き合いのコツ
さくらサーバーで働いている谷口元紀のレンタルサーバーについてのセッション。
WordPressで一番困るのは、そのスピードですね。レンタルサーバーで運用する上で、そもそものレンタルサーバーのボトルネックはないかや、どうすれば快適なWordPress運用を実現できるかについて、わかりやすく説明を聞かせていただきました。
僕自身はキャッシュのプラグインについてはあまり好きではなかった(色々と面倒なことが多く、その割にあまりスピードアップしないイメージでした)のですが、やはりキャッシュプラグインそのものはかなり有用だというお話でした。mixhostでは、LiteSpeed Cacheというプラグインが使えるみたいなので、こちらはすぐにで使ってみようと思います。あとは、PHPのバージョンもかなり重要だということで、自分の環境を調べたりもしました(無事、php7だったので安心しました)。サーバー周りの知識って、何か強制的な機会がないと知識が入ってきにくいところなので、より実践的なことを教えていただいて本当に良かったです。
→PHPのバージョンは簡単に切り替えできる
→プラグインのバージョン依存、確認が面倒というデメリットもある。キャッシュを使う
→WP Super Cacheで5倍のパフォーマンスサーバー側にキャッシュ機能あればそっちの方が良い#wcosaka2018
— LIVALEST (@gallantglow) 2018年6月2日
どれだけかかるの? WordPressでウェブサイト制作、お見積の実際
Web制作をフリーでやられている深沢 幸治郎さんのセッション。
まず、細かすぎる見積もり内容に僕自身かなり驚きました!笑
クライアントさん目線でいうとやはりここまで細かい見積もりの方が納得いく人が多いだろうなと感じました。
いろいろと参考になったのを以下に挙げます。
見積もりは、設計フェーズと制作フェーズで切り分ける。設計フェーズというのは主に、WordPressの設計(テーマ)からスラッグの設定、ページ構成など諸々。設計書を成果物とする。
ディレクション費用はトータルの20%。
3段階に分けて見積もりを考える。①テーマから作る、②既存テーマのカスタマイズ、③既存テーマを使うの3つ。
あまり人の見積もりを見ることがないので、かなり新鮮でした。「設計」という考え方が僕にはないので、すごく勉強になりました。バリバリスキルを使いこなせるというのも重要ですが、低コストで作りきる方法を知っておくことも非常に重要ということを再認識させていただきました。
今のデザイナーに求められるスキルとマインド
最後は、デザイナーのゴトウジュンイチさんのセッション。
デザイナー求められる3つのスキルとして、デザイン思考、プロジェクトマネジメント、テクノロジーの知見を挙げておられました。デザイナーが求められる5つのマインドとして、広義なデザイン、顧客・ユーザー視点、ロジックと感覚のバランス、数字での結果を受け止める、仕事以外でもデザインということでした。
また、特徴としてはデザインを広義に捉えていて、デザイナーの市場価値を上げたいとおっしゃってました。ここにいう「広義」というのは、俗にいうイラストや配置設計などの「デザイン」(UI)ではなく、企画・設計、ペルソナ・ジャーニーマップ、業務改善もデザインに入る(UX)という考えです。これに関しては、僕も同感で、名称は何でも問題ないですが、特にフリーランスはなおさら広義なデザイナーが求められているような気がします。
セッションから行動に移したこと
これだけ1日にたくさんの方の話を聞ける機会は1年でも、このWordCampだけのような気がします。ただ、こういったイベントで大事なのは、モチベーションはたくさんいただけるのですが、それを「行動」に移すことかなと考えています。
ですので、実際に行動したこと、行動すること(今年中に)ことを挙げます。
広義なデザイン(Webマーケティング)の分野でスモールな結果を
Tomohiro Inabaさん、ゴトウジュンイチさんのセッションを受けてではあるのですが、自分の仕事分野を開拓して行きたいです。どう広げていくかの方向性としては、間違いなく「マーケティング」分野です。MAツールやペルソナ・カスタマージャーニーマップについても実践的に使って行き、何より結果を追求して行きます。僕が恵まれているは、妄想的なマーケティングではなく、現実に困っているクライアントさんが目の前にいるので、楽しみながらチャレンジして行きます。
自分の見積もりの雛形の修正
これはタイトルのままなのですが、主に「設計」という項目を増やしました。これも状況によりけりなのですが、予算が決まっていない場合については、細かい見積もりの方が向こうも理解しやすいように思います。(最近、見積もり出したところなので、もっと早く知りたかった・・・)確かに、「設計」は時間もかかりますし、Webサイトを構築する上では基幹になる部分ですので、こちらの説明次第では理解していただけるはずです。「WordPressだからって、安くなるじゃないんだぞ」っと。
LiteSpeed Cacheプラグインと新しいSearch Consoleの導入
何事もやってみないとわからないことは多いですが、試してみました!こういう時自分のサイトを持っていると「試す」ことができるのでいいですよね。こちらの2つは導入して、すぐに効果が出るってものでもないので、導入してツールに慣れたり、経過を見守りたいと思います。
振り返っての感想とまとめ
書ききれませんが、まだまだ自分に知らないことが多くて、たくさん勉強させていただきました。WordCampを通じて、明日から使えることから、今後の情報。また、プライベートワークへのモチベーションなど、目に見えないたくさんの力をいただきました。今後もWordBenchに参加しつつ、自分の知見をもっと広げて行きたいです。ありがとうございました!