「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」を読んでの備忘録

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」を読んでの備忘録

久々に面白い本に出会いました。著者である中島聡さんのことは全く知らなかったのですが、特に、Web業界で働く人にとっては、参考になる部分がたくさんありました。中島聡さんは、高校生の時からプログラミングに興味を持ち、どんどんスキルを伸ばし、当時のマイクロソフトで働きます!(その当時の話も具体的に書かれていて、それだけでもすごく読み価値があります。)そして実際に、windows95の設計思想に大きく関わります。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

Overview

今日も残業だ、仕事が終わらない、また先送りしてしまった、やりたいことが全然できない、もっと効率的な方法があるんじゃないか、そんなことで、日々悩んでいるみなさんに朗報です。この本は、「好きなことに思いっきり向き合う」ための時間術の本です。 著者が40年かけて実践してきた時間術を、一冊に凝縮。
もし今、時間に縛られて、人生を楽しめていない、と感じている方はぜひ、この本を最後まで読んでみてください。明日の朝起きたら、今までのあなたとはまったく違う新しい人生が始まります。

Memo

数学の問題で例えると、計算問題と応用問題のテストがある場合、仕事が終わらない人の特徴は「応用問題」の解く時間を甘く見積りすぎていると言う点。

「なるはや」と言う締め切りは止めるべき。なるはや病は潜在的な能力を引き出さずに抑圧する、悪い病気。

ある病院は手術室を常に一つ空けておくようにしてから、受け入れることのできる手術数が約5%増えた。手術室のように、仕事においても「常に余裕」を持たせておくことが大事。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか?

  • ①安請け合いしてしまう
  • ②ギリギリまでやらない
  • ③計画の見積もりをしない

まだ仕事の終わりが見えていないのに、質を高めようとするのは間違っている(windowsなどのOSもこのパターン)。また、どんなに頑張って100%のものを作っても、振り返ってみればそれは100%でないことが多い。

プログラマーたちは、100点じゃなくてもいいので90点や80点のプログラムを必ず納期に提出することが求められる(全ての仕事はやり直しになるぐらいの覚悟がいる)。最速でいったん形にしてしまってから、余った時間でゆっくりと100点を目指して改良を続けるのが正しい。一番ダメなのは、納期ギリギリに「やっぱり間に合いそうにありません」ってこと。

ビルゲイツの逸話。彼は、待ち合わせや締め切りに遅れた人がする言い訳をこの世で一番嫌ってた。いかなる理由があっても、仕事の納期に間に合わなければ、それは100%あなたの怠慢で責任を負うべきというもの。

ロケットスタート時間術のメリット

  • ①リスクを測定できる
  • ②プロトタイプを素早く作ることができる
  • ③誤差に対応できる

まずは、ラストスパート志向を止めること。多くの人が、「最初はのんびりしていても、最後に頑張ればなんとかなる」という根本的な誤ちを改める。仕事が終わらなくなる原因の9割は、締め切り間際の「ラストスパート」が原因。

ロケットスタート術とは。。。

  • ・すべての仕事をスタートダッシュでこなして、絶対に終えられる納期を導き出す
  • ・最初の2割の期間を「見積もり期間」としてもらい、実際には、仕事量の8割を終える
  • ・最初の2割の期間で8割の仕事ができなかったら、期限を延ばしてもらう
  • ・「仮眠を取る」と「マルチタスクをやめる」で、仕事の効率を上げる

時間に余裕がある時こそ全力疾走で仕事をして、締め切りが近づいたら流す。仕事期間の見積もりはやってみないとわからない部分があるから。

仕事は最速で終わらせてはいけない。(常に全力でやっているわけではないので。)

ロケットスタート中は、その仕事のみに集中する(それ以外をしない、メールも返さない、徹夜も辞さない)。

朝仕事するのがなぜ良いのかというと、①外部要因の締め切りが設定できる、②メールチェックの必要性がない、③話しかけてくる人がいないから。

他人の仕事が遅れているのが原因で自分の仕事が遅れる場合は、「モックアップ」を作る。他人が仕事を終わらせないことと、あなたの仕事が進められないことは、厳密に考えると別の問題であることを認識する。

勉強のための勉強は意味がない。

集中力を無理に引き出さなければいけない仕事をそもそもするな。集中力は好きだからこそ自然に出てくるもの。「一度しかない人生を思いっきり楽しもう!」

仕事は「頼まれなくても自分から進んで喜んで残業するほど楽しい仕事か」どうかで選ぶべきかです。

まとめ

個人的に、今のネット業界を作ったともいえるビルゲイツと一緒に働いた中島さんだからこそわかる逸話が多く、楽しく読み進めることができました。MEMOで書いた以外にも、ビルゲイツが異常に意思決定が早かったり、異常に会議での効率化にこだわったていたりと、この本、本来の「仕事の効率化」とは別の部分だけでも読む価値があります。
また、この著者の中島さんのお話も凄すぎてちょっと思考が追いつかなかったです。(高校生の時からプログラムを書き、フリーのエンジニアとしてアスキーと仕事ををして1億を超えるロイヤリティを貰っていたり、windows95で右クリックの概念を作ったとか・・・)書かれていることはもちろん、IT系のことではありますが、それ以外の職種の人でも参考になる部分は必ずあるはずです。ぜひ、一度読んでみてください。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

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