『僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語』を読んだ備忘録

『僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語』を読んだ備忘録

たまにブログを覗かせていただいている方の本を読ませていただき、いろいろ考えさせられたので備忘録。よくある成功ストーリーではなく、ありのままのリアルな脱サラ過程や、筆者の和田一郎さんの思考が伝わる一冊です。内容的にも、ネット販売事業をしている方であり、その分野でもいろいろな閃きをいただけた1冊でした。

Overview本の概要

よくある大物成功者である、スティーブジョブズやビルゲイツなどの話ではなく、すごく身近でリアルな起業で成功するまでの流れが書かれています。今まで、たくさんの起業本を読んでましたが、ここまでリアルに心情や起業過程が悪化れている本は、「謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦」以来の衝撃でした。

New Discovery新発見

ネットの普及で、起業者に求められる社交性は、必ずしも必要な特性ではなくなった。内向性であることは、時には強みにもなりうるということ。

 

「なんでもする」という気概が必要。道端なアクセサリーを並べて売れるか?小さなことから始めるということ。「地べたから商売を始める」

 

小さく始めよ、熱く語れ。お金でななく、ファンを増やせ。誰かが困っていることを解決して、幾らかの報酬をもらうことが大事。

 

成功するか失敗するかは50%。ただ、何回も挑戦することで確率論的には可能性は上がる。(7回挑戦できれば、99%。)そのためのも、開業資金は重要。理想は何回も挑戦できること。

 

ビジネスの核心は「売る」こと。起業すると「売る」以外のことに時間がかなり割かれるが、本質に一番時間をかけないといけない。

 

「会社を辞めたって、誰でも食べていくことはできるよ。頭のいい人は頭で、身体が頑強な人は身体で、どちらもない人は情に訴えて。」

 

いつの時代もバスは行ってしまったかのように思う。成功に続くバスはいつでも行ってしまったかのように思えるが、既に行ってしまったバスを嘆く必要はない。バスは次々に到着して、次々に出発している。問題はそのバスは、みんなに目見えるものなのか、一部の人にしか見えないものなのかの違いはあるが。

 

Summaryまとめ

筆者の和田一郎さんのブログはたまに拝見しており、今回初めて本を読ませていただきました。冒頭でも述べましたが、やはり「起業のリアル」が如実に描かれており、和田さんの焦りや販売物も見つけるための過程、市のアドバイザーの一言でm店舗契約を解消するなど詳細に描かれていました。

また、和田さんは着物をebayを通じて、売ることを始め成功します。それでも、市場の飽和の危機やライバルの出現などネット販売のリアルが描かれています。僕自身も今現在、ネットショップのコンサルタントを引き受けています。ネットショップの創世記の話がクライアント様との話とリンクしており、大変参考にさせていただきました。まさに、ネットショップの真髄は、「お金でななく、ファンを増やせ」だと思います。そのために、和田さんがebayでしてたことは、英語でブログ(商品的のことから、身内のことまで)書いたり、小さな手紙を同封したりと、今のWebマーケティングでは当たり前のことを当初から、感覚的に実践しているあたりさすがだなーと感じました(この辺は、奥さんがいたからこそのものかもしれませんが)。

この本を読んでいてわかるのは、協力者の必要性です。和田さんの本ではたくさん、奥様の言葉や、英語力での協力、子育てにおける負担減などかなりの成功のウエイトを占めていることが書かれています。奥様なしでは、かなり厳しい状況だったろうなということがわかります。そういう意味では、やはり一人でできることは限られているし、時にはライバルの存在が成功への鍵になることすらあるということを再認識させられました。非常に面白いのでオススメです。

僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語 (自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード)

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