田中祐一著「僕たちは、地味な起業で食っていく。」を読んでの備忘録

田中祐一著「僕たちは、地味な起業で食っていく。」を読んでの備忘録

本日、紹介させていただく本は起業系の本です。ただ、一般的な起業本(この本でいう「派手な起業」を目指す本)というよりは、タイトル通り、会社に縛られず、なおかつ生きていけるぐらいの生存戦略としての地味な起業の方法を紹介しています。こういう本ってどうしても、ビジネスモデルが画期的であったり、すごいスキルを身につけて起業する方法を紹介していますが、地味な起業では、スマホとPCと素直さだけあれば、本物の安定が手に入ると説枯れています。僕自身の起業とわりかし近いとこもあり(著者の方もWebサイト制作をしていたり、なんか色々してる)、興味深く読ませていただきました。

僕たちは、地味な起業で食っていく。今の会社にいても、辞めても一生食いっぱぐれない最強の生存戦略

Overview

「今いる会社で働き続けるか? 転職して他の会社に行くか?」
「どんなキャリアが自分に合っているのか?」
「このまま、会社にいるしかないのか?」

今、そんな悩みや焦りを感じているあなた。

特に「やりたいこと」や「まとまったお金」、「明確なビジョン」がなくても、他のどんな働き方よりも安パイに経済的に自立できるすごい働き方があります。
それが「地味な起業」です。
皆さんが知っている「起業」は「派手な起業」。
資金もいれば、人より抜きんでたスキル、人脈、才能、ビジネスモデル…… 。色々ないと、できません。

一方「地味な起業」に必要なものは、スマホとP C 、あとはちょっとの「素直さ」。
これだけ。

「地味な起業」は、
あなたが普段やっていることをお金に変える働き方。

これで、今ある不安が消えて、
あなたの人生に「本物の安定」が訪れます。
さあ、一歩踏み出していきましょう。

Memo

個人が定年を迎えるまで会社にぶら下がり続ける時代は終わった。優秀な学生も会社で5年も働けば、ただの人になってしまう。勤め続けて得られるキャリアアップは、あくまでも「今いる会社で通用する人材」としてのキャリアアップに過ぎない。

地味な起業とは、「資料づくり、スケジューリング、打ち合わせ、プレゼン」といった、会社員が誰でも普段やっている「地味なスキル」で経済的に自立する世界一リスクの低い、超・安パイな働き方。

冷静に考えると、現実に「好きなこと」「得意なこと」で食べていけるのは一部の限られた人だけ。

市場価値=「手伝ってください」といわれる力。簡単なことで困っている人を助ければいい。周りに応援したい人がいなければ、見つければいい。ソーシャルメディアで重要なのは、発信よりも「応援したい人とつながること」。

好きなことをビジネスにするより、好きな人のビジネスを応援するとうまくいくということ。

自分が知っている世界の一歩外に出れば、まったく違う世界が広がっているのです。普段自分がやっている、思いもよらないことが強みになる。

地味な起業を実践したときに気づいたことは、クライアントさんはプロへの依頼の仕方がわからない、ということです。だから、この悩みもお金に替わります。

地味な起業のクライアントは、すでに派手な起業をしてそこそこうまくいっている人。つまり、自分のブランドをある程度確立している人。その人をサポートすることで、1ヶ月で年商が300万から4000万になった。

小さくつながり、大きく育てる。地味な仕事だからこそ、積極的に仕事の依頼を受けられるのがメリット。

「いい仕事」ほどブログやメルマガで採用募集していることが多い。

メルマガに返信することで、憧れの人と繋がる(単純な感想よりも、スキルを実践して自分自身の変化を報告するほうが効果的)。

地味な起業の仕事=出会いの人数×信頼関係の深さ×提案数

ビジネスでは、いうまでもなく結果は大切です。でも、相手から「信頼される」上では、結果がすべてではありません。「信頼残高」を増やすことを最優先し、お金より経験を買う、

作業を統括するだけでなく、売上やブランディングにも関わり、起業家の右腕として活躍するような働き方を目指す。

地味な起業は、「自分のため」だけではいまいち頑張れない、ごく普通の日本人向けの働き方。

Thoughts

この本を読んで色々と思うことがあったので、少し自分の考えを書きます。

小さく始めることが大切

僕自身もたまに、独立や起業について相談されることがあります。この業界で起業する上で、金銭的リソースがかからず、リスクが限りなく低く、スタートすることができます。これは本当に素晴らしいメリットで、パソコンさえあれば僕の仕事も完結してしまいます。(もちろん、参入障壁が低い分、フリーランスで苦しんでいる人もたくさん知ってます。)ですので、いきなり起業とか、独立ではなく、まずは副業・複業として動き出すのが最も一番良い方法だとアドバイスさせていただくことが多いです。自分の実力を簡単に試すことができます!

起業することと、収入を得ることは全く違う

この本では、地味に起業する方法を紹介しています。「起業」というのは、役所に一枚、個人事業届さえ出せば誰でも、事業をスタートさせることができます。大事なのは、そこからいかにして稼いでいくか、いかに収入を上げていくかです。それについては、あまり詳しくはこの本では書かれていません(まあ、そんなこと知ってたら簡単には公開しませんよね・・・)。自分が何をして起業するかにも寄りますが、やはり情報収集して、自分なりのPDCAを回し、改善を繰り返していかければ将来はないです。

「好きな人」ってそんな居てる?

この本を読んでいて、「好きな人」を応援する側に回ろうというような趣旨の内容が散見されます。自分自身の話で申し訳ないですが、「好きな人」ってのが僕の中では居ないので、あまり納得ができませんでした。もちろん、憧れてる人や尊敬に値する人はめちゃくちゃたくさん居てますが、それをビジネスに発展させたいか?ビジネス的に繋がりたいか?というと少し疑問を持ちました。ただ、自分ではなく、誰かをサポートし続けるというのはビジネスの本質ですし、そこは何も間違っていない。あとは、どのようにサポートするか、そしてできるかを常に考えないといけません。

まとめ

少し自分の意見も書かせていただきましたが、ITの分野で起業を考えているが少し不安・・・やっていけるかわからない・・・という方は一読する価値はあります。自分の何のスキルで、どういう人をサポートしたいかを具体的に形にしていくことから始めると良いかもしれません。

僕たちは、地味な起業で食っていく。今の会社にいても、辞めても一生食いっぱぐれない最強の生存戦略

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