Googleマップにお店を表示できると、検索ユーザーにアピールできる機会が増えるため、来客率アップが期待できます。しかし「Googleマップにお店を登録する方法がわからない」や「Googleマップに登録するデメリットはあるの?」と悩んでおり、対応できていない方も多いでしょう。
この記事では、Googleマップに店舗登録する方法を、初心者向けに画像つきで解説します。店舗を登録するメリット・デメリットから注意点まで詳しくご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
- Googleマップへお店を登録する方法を知りたい方
- Googleマップへお店を登録するメリットを知りたい方
この記事の目次
- Googleに店舗登録するとどこに表示される?
- Googleマップに表示される店舗情報
- Googleマップの登録に必要となるGoogleビジネスプロフィールとは
- Googleマップに店舗が登録されるパターン
- Googleマップに店舗登録する前に確認するポイント
- オーナー向け|Googleマップに新規登録する方法
- 誰でもOK|Googleマップに店舗登録する方法
- Googleマップに店舗登録するメリット
- Googleマップに店舗登録するデメリット
- Googleマップに店舗登録するときの注意点
- Googleマップの店舗情報を削除・閉鎖する方法
- 店舗情報がGoogleマップ上位に表示される仕組み
- Googleマップ登録後にすることは?上位表示のコツ3選
- Googleビジネスプロフィールでできること
- Googleマップの店舗登録に関するQ&A
- まとめ:Googleマップにお店を載せると集客力アップにつながる
Googleに店舗登録するとどこに表示される?
Googleに店舗登録すると、以下に情報が表示されます。
- Googleマップ
- Google検索結果
- ナレッジパネル
ひとつずつ見ていきましょう。
Googleマップ
Googleに店舗を登録すると、Googleマップに情報が表示されます。
使用するデバイスや検索するキーワードによって異なりますが、住所や電話番号、営業時間、口コミ評価などが表示されます。なお、詳しい表示項目については「Googleマップに表示される店舗情報」にて解説するので、参考にしてみてください。
Google検索結果
Googleに登録した内容は、GoogleマップだけでなくGoogle検索結果にも表示されます。通常の検索結果よりも上位に表示され、ユーザーの目にとまりやすい点が特徴です。
基本的に、Google検索結果にはランキング上位3店舗しか表示されません。ただし「さらに表示」ボタンを押せば、検索ランキング4位以下の店舗も一覧形式で確認できます。
ナレッジパネル
ナレッジパネルとは、検索キーワードにヒットする店舗が1つに絞られる場合に表示される、画面右側のビジネス情報です。検索キーワードが店舗名や施設名、会社名といった固有名詞の場合に見られます。
上記のように、写真・基本情報・口コミ・混雑時間帯など、通常のGoogle検索結果よりも網羅的な情報が提示されます。
Googleマップに表示される店舗情報
Googleマップに表示される店舗情報は、次の通りです。
- 店名
- 住所
- 業種
- 電話番号
- 営業時間
- 口コミ件数
- オンライン予約
- ホームページのリンク
ただし、検索キーワードによって表示される情報は異なります。たとえば「神戸 コンビニ」のような「その場所に行くこと」を目的とした検索では、口コミや星評価、写真が表示されません。この表示形式は、ブランドチェーン店や、店舗の固有名詞で検索したケースに見られます。
飲食や娯楽などの業種では、以下のように写真や口コミ評価が表示されます。
上記のように「三ノ宮 居酒屋」と検索する場合、ユーザーは三ノ宮で居酒屋を探している状態でしょう。「神戸 コンビニ」とは違って、「行きたいお店を探すこと」が検索の目的です。そのため、店舗の特徴を把握しやすい項目が掲載されます。
Googleマップの登録に必要となるGoogleビジネスプロフィールとは
Googleマップに店舗を表示させるには、Googleビジネスプロフィールへの登録が必要です。詳しい登録手順は「オーナー向け|Googleマップに新規登録する方法」にて解説します。
そもそもGoogleビジネスプロフィールとは、Googleが提供する無料の店舗管理ツールのこと。店舗を登録すると、投稿された口コミに返信したり、予約・注文を管理したりすることが可能です。なお、Googleマイビジネス(GMB)の名称は、2021年11月にGoogleビジネスプロフィール(GBP)に変更されました。
Googleビジネスプロフィールとは?使い方・登録方法を図解でカンタン解説!Googleマップに店舗が登録されるパターン
Googleマップに店舗が登録されるパターンは、主に3つあります。
- 店舗オーナーによるもの
- お客さま(店舗オーナーの第三者)によるもの
- Googleによる自動生成
店舗オーナーでなくても、店舗情報は投稿可能です。さらに、GoogleにはWeb上のデータを収集して、自動的にビジネスプロフィールを作成する機能があります。
「店舗オーナーでなくても利用できるなら、わざわざ登録しなくてもよいのでは?」と思った方もいるかもしれません。しかし、オーナー以外によって登録される場合、古い情報や誤った情報を投稿される危険性があります。そのため、店舗オーナーが最新の正しい情報を発信することが大切です。
Googleマップに店舗登録する前に確認するポイント
上記のように、お店がすでにGoogleマップに登録されているかどうかで、対応方法は異なります。店舗登録の前に確認すべきポイントは次の3点です。
- Googleアカウントを取得しているか
- すでに店舗が登録されていないか
- 第三者がオーナー確認を済ませていないか
以下で詳しく解説していきます。
Googleアカウントを取得しているか
Googleアカウントがなければ、オーナーとしてGoogleビジネスプロフィールにお店を登録できません。店舗登録の前段階として、Googleアカウントを取得しておきましょう。
店舗専用のアカウントを作っておくと、複数人で情報を管理・編集できて便利です。
すでに店舗が登録されていないか
もし同じお店がGoogleに複数登録されると、検索ユーザーは「どちらが正しい情報なのか?」と混乱してしまいます。重複した登録を防ぐため、すでに店舗が登録されていないかを確認しましょう。
すでに店舗が登録されているかを確認する方法は、以下の通りです。
- Googleマップを開く
- 検索窓にお店の名前を入力する
- 地図にお店が表示されるかを確認する
Googleマップにお店が表示される場合、すでに登録が完了しています。「第三者がオーナー確認を済ませていないか」の手順に沿って、次はオーナー確認についてチェックしてみてください。
対して、お店が表示されない場合は、まだGoogleへの登録が完了していません。「オーナー向け|Googleマップに新規登録する方法」を参考にしながら、新規登録を進めましょう。
第三者がオーナー確認を済ませていないか
Googleに店舗が登録済みだったならば、第三者がオーナー確認を済ませていないかを確認する必要があります。Googleビジネスプロフィールを見ると、オーナー確認が済んでいるかを確認できます。
上記のように「ビジネスオーナーですか?」と表示されていれば、オーナー確認は済んでいません。「オーナー向け|Googleマップに新規登録する方法のSTEP7「オーナー確認」を済ませる」の手順に沿って、対応を進めましょう。
このように「ビジネスオーナーですか?」が表示されなければ、第三者によってオーナー確認が済んでいる状態です。偽のオーナーによって勝手に情報を改変される恐れがあるので、次の手順で現オーナーに権限をリクエストします。
- Googleビジネスプロフィールにログインする
- 自分のお店を検索する
- 「アクセスに関するリクエスト」をクリック
- アクセス権限に「オーナー権限」を選択
- 必要事項を記入して送信
「相手が権限の譲渡を承認する」または「7日経っても相手から返信がない」場合、オーナー権限を得られます。
Gogoleビジネスプロフィールのログイン方法を図解!ログインできない時の対処方法も!
【2024年版】Googleビジネスプロフィールのオーナー確認方法を図解で解説
オーナー向け|Googleマップに新規登録する方法
オーナー向けに、Googleマップに店舗を新規登録する方法を6ステップでご紹介しましょう。
- ビジネスプロフィールマネージャーにアクセスする
- ビジネス名・ビジネスカテゴリを入力する
- 実店舗の有無を選択する
- 店舗住所を入力する
- 出張型サービスがあるかを選択する
- 電話番号とウェブサイトURLを入力する
- 「オーナー確認」を済ませる
わかりやすく画像つきで解説するので、ぜひ確認してみてください。
-
ビジネスプロフィールマネージャーにアクセスする
まずは、ビジネスプロフィールマネージャーにアクセスして「Googleにビジネス情報を追加」をクリックします。
-
ビジネス名・ビジネスカテゴリを入力する
ビジネス名には、店舗の名称またはサービスの名称を入力します。入力した内容がGoogleマップに表示されるので、間違いがないように気を付けてください。ビジネス名を入力して、すでに店舗が登録されていた場合は「オーナー向け|Googleマップに新規登録する方法のSTEP7「オーナー確認」を済ませる」を見ながら対応を進めましょう。
カテゴリを入力するとプルダウンが表示されるので、店舗に合ったカテゴリを選びます。注意点として、独自カテゴリの作成はできません。希望のカテゴリが存在しないときは、より近いカテゴリを指定する必要があります。
参考として、Googleが提示している「正しいカテゴリ・間違ったカテゴリ」の例を見てみましょう。
シナリオ 正しいカテゴリ 間違ったカテゴリ 宅配と持ち帰り用のピザを提供している。店内での飲食はできない。 ・宅配ピザ
・持ち帰り用ピザ・宅配/出前
・テイクアウトプール付きのモーテル。 ・モーテル ・ホテル
・水泳プールファーストフードのハンバーガー店。デザートメニューも提供している。 ・ファーストフード店
・ハンバーガー店・デザート専門店 参照: Googleに掲載するローカルビジネス情報のガイドライン | Googleビジネスプロフィール ヘルプ Googleはビジネスカテゴリをもとにしてユーザーに情報を提示するので、適切なカテゴリを選ぶことが大切です。 -
実店舗の有無を選択する
「店舗やオフィスなど、ユーザーが実際に訪れることができる場所を追加しますか?」という質問が表示されます。実店舗がある場合は「はい」を、無店舗型の場合は「いいえ」を選びましょう。
-
店舗住所を入力する
次に、店舗の住所を入力します。なお、同一住所でGoogleビジネスプロフィールが作られていると、アラート画面が表示されます。自分のお店でなければ「これは私のビジネスではありません」を選んでください。
-
出張型サービスがあるかを選択する
「商品配達や出張型サービスを提供していますか?」の質問に対して、ビジネスに応じて「はい」または「いいえ」を選びます。
-
電話番号とウェブサイトURLを入力する
ユーザーに表示する連絡先として、電話番号やWebサイトを設定しましょう。ユーザーからの問い合わせを受けるために欠かせない項目です。
-
「オーナー確認」を済ませる
「オーナー確認」を済まさなければ、Googleビジネスプロフィールにて口コミ返信や投稿機能を利用できません。オーナー確認の手順は、以下の3ステップです。
・Googleビジネスプロフィールにログイン
・「オーナー確認を行う」または「今すぐオーナー確認」をクリック
・手順に沿って確認コードを入力「その他のオプション」をクリックすると、確認方法の選択肢が増えます。
・電話でのコード受け取り
・ハガキ
・メール
・SMS(ショートメール)
・ライブビデオ
・動画ハガキ郵送は到着まで時間がかかるケースがあるので、はやめに手続きを進めましょう。
誰でもOK|Googleマップに店舗登録する方法
オーナー以外でも、Googleマップに店舗登録できる方法を3つピックアップしました。
- 方法①Googleマップ上から
- 方法②Googleマップのメニューから
- 方法③住所を検索する
それぞれ以下で解説していきます。
方法①Googleマップ上から
Googleマップ上で、お店のある場所を直接クリックして登録します。登録したい場所で右クリックをして「地図に載っていない場所を追加」を選択してください。位置がずれないように注意が必要です。
方法②Googleマップのメニューから
Googleマップのメニュー画面を開き、「地図に載っていない場所を追加」をクリックします。その後、店舗の名前やカテゴリ、場所などの情報を入力しましょう。
方法③住所を検索する
Googleマップの検索窓に、住所を入力するのも方法のひとつです。他の方法と同様に「地図に載っていない場所を追加」をクリックして、必要事項を入力します。
Googleマップに店舗登録するメリット
Googleマップに店舗登録するメリットを6つご紹介します。
- Googleマップ経由のお客さまを獲得できる
- MEO対策ができる
- 基本的に無料で利用できる
- 勝手に情報を管理されるリスクを避けられる
- 口コミに返信してお客さまの満足度を上げられる
- ホームページ代わりとして利用できる
集客力アップを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Googleマップ経由のお客さまを獲得できる
Googleビジネスプロフィールに登録すると、Googleマップ経由のお客さまを獲得できます。スマホが普及する前は、外出する前にWebサイトでお店を調べる方法が一般的でした。しかし、いつでも・どこでもスマホで検索できる現代では、Googleマップを利用して外出先でお店を探す方が増えています。
Googleの調査では、次のようなデータが報告されました。
- 店舗検索の際に44%の方がGoogleマップを利用している
- Googleマップで訪問先を調べた41%の方が検索後24時間以内に店舗訪問している
飲食店やクリニック以外にも、学習塾やスポーツジムなど……幅広い業種において、Googleマップからの流入が増加傾向にあります。
MEO対策ができる
MEO対策とは「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略称です。Googleマップにて「業種✕エリア」で検索した際に、店舗情報を上位に表示させることを目的としています。上位表示ができると、お店がユーザーの目に触れる機会が増え、来客率アップが見込めるでしょう。
MEO対策に取り組むには、まずGoogleマップに店舗を登録する必要があります。その後、Googleビジネスプロフィールを充実させることで、Googleからの評価が向上して検索順位が上がっていくのです。
同じくWebを活用した集客法としては「SEO対策」が有名です。SEO対策は「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略称で、Googleなどの検索エンジンにおけるWebサイトの上位表示を目指す施策を指します。MEO対策とSEO対策はどちらも、お店の集客力・認知度アップに効果的です。ただし、MEO対策のほうが競合が少ないため、中小企業・個人経営店でも上位表示を狙えます。
【2024年最新】MEO対策とは?店舗集客の方法から始め方まで初心者にわかりやすく解説基本的に無料で利用できる
Googleビジネスプロフィールは、基本的に無料で利用できます。関連サービスを利用すると費用が発生するケースがあるので、そちらは「Googleビジネスプロフィールで料金がかかるケースはある?」にて説明します。
ホームページ制作の場合、費用の目安は数十万〜数百万円程度です。対して、自分でGoogleビジネスプロフィールに登録すれば費用はかかりません。外注する範囲にもよりますが、MEO対策業者に委託した場合でも数万円程度で対策できます。
勝手に情報を管理されるリスクを避けられる
Googleマップの店舗情報は、Googleの自動生成や第三者によって、誤った内容が投稿される可能性があります。加えて、悪意ある第三者がオーナー確認を行い、情報を管理される恐れも。勝手に情報を管理されるリスクを避けるために、適切にGoogleビジネスプロフィールを運用することが重要です。
Googleマップの情報が古いと、次のような不都合が発生します。
- 開店中なのに「閉店中」と表示される
- 営業時間なのに「営業時間外」と表示される
お客さまからの信頼性を高め、来店機会を逃さないためにも、店舗情報は常に正しく・正確に保ちましょう。
口コミに返信してお客さまの満足度を上げられる
口コミはお客さまとの重要なコミュニケーションツールです。自分が投稿した口コミに対して、丁寧な返信があると「またお店に行こうかな」という気持ちになりますよね。
例として、NGな口コミ返信をいくつかご紹介します。
- 返信が遅すぎる(口コミ投稿から1ヶ月以上経っている)
- 返信内容が定型文のみ
- 言葉使いが堅苦しすぎる・フランクすぎる
- 一文が長く読みづらい
- 批判的な口コミに対して高圧的な態度をとる
肯定的・否定的どちらの意見にも、誠実な対応を心がけましょう。口コミにはできるだけ早めに返信し、遅くとも2〜3日以内に反応するのが理想的です。
【例文つき】Google口コミに返信すべき理由と返信方法を解説ホームページ代わりとして利用できる
電話番号や営業時間などを設定して、Googleビジネスプロフィールを充実させれば、ホームページ代わりとして利用できます。「Webからお客さまを集客したいけれどホームページを作成する余裕はない……」とお悩みの事業者の方には、Googleマップへの登録がおすすめです。
Googleマップに店舗登録するデメリット
Googleマップに店舗登録するデメリットは、主に2つあります。
- 悪い口コミが投稿される可能性がある
- ユーザーによって誤った情報が登録されることがある
メリットだけでなく、デメリットも把握した上でGoogleマップへの登録を検討しましょう。
悪い口コミが投稿される可能性がある
Googleマップの口コミには、よい口コミだけでなく悪い口コミも投稿される可能性があります。規約違反となる次のような口コミであれば、Googleに削除を依頼可能です。
- なりすまし
- 誤った情報
- ハラスメント
- ヘイトスピーチ
- 不適切なコンテンツ
- 個人情報
- 暴力的または残虐なコンテンツ
注意点として、「お店に対して批判的だから」という理由では削除を依頼できません。
Googleでは、投稿者・返信者以外も口コミのやり取りを閲覧できます。ネガティブな口コミにも真摯に対応すれば「どんな意見にも誠実に対応するお店」として、ユーザーからの信頼を得られるでしょう。
Googleマップの悪い口コミが営業妨害・嫌がらせ・個人攻撃と感じた時の対処方法ユーザーによって誤った情報が登録されることがある
Googleマップには、ユーザーによって誤った情報が登録されるケースがあります。誤情報による混乱を防ぐには、オーナーとして情報を修正したり、削除をリクエストしたりする必要があります。
ただし、ユーザーからの投稿写真はコントロール不可能です。オーナーが投稿した写真のほうが優先される傾向にあるので、店舗の特徴・雰囲気が伝わるような、素敵な写真をアップしておくとよいですね。
Googleマップに店舗登録するときの注意点
Googleマップに店舗登録するときの注意点は、以下の通りです。
- Googleのガイドラインに違反しない
- NAP情報を統一する
- 第三者により勝手に情報を変更されたら冷静に対処する
それぞれの注意点について見ていきます。
Googleのガイドラインに違反しない
Googleのガイドラインに違反すると、アカウントが強制停止させられる恐れがあります。Googleマップに登録する前に知っておきたい、ガイドライン違反となる行為を、以下の表にまとめました。
規約違反 | 具体的な違反行為 | 参照元 |
---|---|---|
禁止されているコンテンツ | ・なりすまし ・誤った情報 ・ハラスメント ・ヘイトスピーチ ・不適切なコンテンツ ・個人情報 ・暴力的または残虐なコンテンツ |
参考URL:禁止および制限されているコンテンツ | マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー ヘルプ |
特典で口コミを促す | ・特典と引き換えに口コミを促す ・否定的な口コミを禁止する ・自作自演の口コミを投稿する ・競合他社の評判を下げるために故意に批判的な口コミを投稿する |
参考URL:Google ユーザーにクチコミを投稿してもらう | Googleビジネスプロフィール ヘルプ |
店舗名に意図的にキーワードを含める | 店舗名に次の情報を含める ・店舗コード ・営業時間の情報 ・電話番号またはウェブサイトのURL ・サービスまたは商品の情報 ・所在地情報の表示 ・出店先情報 |
参考URL:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン | Googleビジネスプロフィール ヘルプ |
わざと規約違反を犯した場合でなくとも、ペナルティが科せられるケースがあるので気を付けてください。
NAP情報を統一する
NAP情報とは、以下の頭文字をとった言葉で「ビジネス名・住所・電話番号」のこと。
Name……ビジネス名や店舗名
Address……住所
Phone……電話番号
NAP情報が統一されていないと、Googleに異なるお店として認識され、検索順位が上がりにくいです。具体的に、NAP情報が統一されていない失敗例を見てみましょう。
【具体例】
〇ホームページの記載
ビジネス名:株式会社テスト
住所:大阪府〇〇市✕✕1丁目-11-1
〇Googleマップの記載
ビジネス名:(株)TEST
住所:大阪府〇〇市✕✕1丁目11番地1
〇SNSの記載
ビジネス名:株式会社Test(テスト)
住所:大阪府〇〇市✕✕1-11-1
カタカナやひらがな、漢字表記は特に表記揺れが起こりやすいので注意が必要です。
NAP情報って何?MEO対策で重要なNAPを一致させるための6つの注意点を紹介!第三者により勝手に情報を変更されたら冷静に対処する
オーナーでない方によってGoogleマップの情報を勝手に変更されたときは、冷静に情報を訂正しましょう。
知らないユーザーからオーナー権限をリクエストされた場合は、速やかに拒否してください。期間内に拒否しなければ、オーナー権限を乗っ取られる恐れがあります。
Googleマップの店舗情報を削除・閉鎖する方法
Googleマップにおける店舗情報の削除・閉鎖は、ビジネスプロフィールの「プロフィール編集」画面にて行います。「ビジネス情報」を選択し、削除または編集を進めましょう。
Googleマップから店舗情報自体を削除したいときは、Googleに削除リクエストを送ります。リクエストが承認され次第、Googleマップから店舗が削除されます。
Googleマップからお店・店舗情報を削除・非表示にする方法|5つの注意点も紹介!店舗情報がGoogleマップ上位に表示される仕組み
店舗情報がGoogleマップの上位に表示される仕組みを解説しましょう。Googleは検索ランキングを左右する要素として、次の3点を挙げています。
- キーワードとの関連性
- 店舗への距離
- 店舗の知名度・視認性の高さ
各要素について、ひとつずつ説明していきます。
キーワードとの関連性
検索キーワードとお店の関連性が高いほど、Googleマップにて上位に表示されやすいです。「歯医者」と検索した際に、飲食店や美容院が結果画面に表示されないのは、このような仕組みがあるからです。
お店の特徴や強みを活かせるキーワードを意識することがコツ。たとえば、キーワードが「ホテル 安い」なのか「ホテル 高級感」なのかで、アプローチする対象は異なります。
店舗への距離
Googleでは、検索者の現在位置とお店の距離が近いほど、マップにおいて上位に表示する仕組みを採用しています。ユーザーと店舗の距離はコントロールできないので、基本的には対策の必要はありません。
店舗の知名度・視認性の高さ
視認性の高さとは、店舗の知名度のことです。具体的に、次のような情報が知名度に影響を与えます。
- 店舗が検索された数
- ブログなどのWebサイトで店舗が取り上げられた数
- Googleでの口コミ数・評価の高さ
- 予約サイトの口コミ数・評価の高さ
- SNSの口コミ数・評価の高さ
- Web検索での掲載順位
Googleマップにお店の情報を登録し、MEO対策を進めると検索順位が向上します。結果として、店舗の知名度がアップし、さらなる順位アップが望めるのです。
Googleマップ登録後にすることは?上位表示のコツ3選
Googleマップ登録後は、上位に表示するための対策を施す必要があります。検索順位が向上するほど、ユーザーにアプローチできる機会が増えるからです。
そこで、上位表示するための方法を3つご紹介します。
- 店舗情報を定期的に更新する
- 口コミを集めて管理する
- 店舗情報を充実させる
具体的なやり方を説明するので、ぜひチェックしてみてください。
店舗情報を定期的に更新する
Googleマップに登録している店舗情報は、常に正しく最新の状態にしておきましょう。サービスの提供内容や営業時間が変わったら、忘れずにGoogleビジネスプロフィールの内容も変更します。
店舗情報が長期間更新されていないと、お客さまから「いいかげんなお店」と認識される恐れがあります。
口コミを集めて管理する
実際にサービスを受けた体験者の口コミは、これから利用を検討している方にとって参考になる情報です。口コミ数が多く、高評価のお店は新規利用者を獲得しやすいでしょう。
ただし、わざわざ口コミ画面を探して投稿するお客さまは少ないもの。多くの口コミを集めるには、投稿しやすい導線を作ることがポイントです。効果的な口コミ収集の方法を、4つご紹介します。
- 会計時に直接依頼する
- QRコードを活用する
- メールやSMSで依頼する
- 店舗にチラシやPOPを掲示する
QRコードやPOPはトイレやレジ付近といった、お客さまが自然と目にする場所に掲示するとよいでしょう。
MEO対策で口コミを増やして店舗集客力アップ!悪い口コミへの対応方法も解説!店舗情報を充実させる
電話番号や営業時間などの基本的な情報はもちろん、写真や動画、サービス内容も積極的に投稿することが上位表示につながります。たとえば、次の3店舗が候補に挙がった場合、ほとんどの方が「A店」を選ぶのではないでしょうか。
A店……外観や内観、メニューの魅力的な写真が多数掲載されている
B店……メニュー写真が何枚か掲載されている(写真が暗く見づらい)
C店……写真がまったく掲載されていない
次の章ではGoogleビジネスプロフィールでできることをご紹介するので、具体的な店舗情報の充実させ方はそちらを参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィールでできること
Googleビジネスプロフィールで、できることを6つピックアップしました。
- 店舗の情報提供と更新
- 写真や動画の投稿
- メニューやサービスの登録
- 口コミ管理・返信
- パフォーマンスの分析
- 予約や注文の管理
各機能について解説していきます。
店舗の情報提供と更新
Googleマップに登録できるのは、次のような情報です。
- 店舗の名称
- 電話番号
- 住所
- 営業時間
- ビジネスカテゴリ
- ホームページのリンク
登録した内容をもとに、Googleにリアルタイムで営業状況が反映されます。情報に誤りがあるとお客さまに迷惑がかかってしまうので、変更があった際は必ず更新してください。
写真や動画の投稿
Googleマップに写真や動画を投稿する手順は、以下の通りです。
- Googleビジネスプロフィールの管理画面にログインする
- 「写真」をクリック
- 登録する写真に該当するカテゴリーを選ぶ
- 「+」ボタンをクリックして写真をアップロードする
お店の魅力をアピールするには、写真や動画などの視覚的な情報が効果的。文章で説明するよりも目で訴えるほうが、お店の雰囲気や特徴を伝えられます。
写真を選ぶときは「どんな写真・動画を見たらお店に行きたくなるだろう」というお客さま目線で考えることが大切です。加えて、外観や内装、メニューの写真は検索ユーザーが特に重視する情報なので、積極的に投稿しましょう。
Googleビジネスプロフィールの写真や動画、ロゴ、カバー写真の追加・削除方法メニューやサービスの登録
通常、Web上でメニューやサービスを確認するには、ユーザーはホームページを確認する必要があります。しかし、Googleマップにメニューやサービスを登録しておけば、簡単に地図上から店舗情報を把握できます。
そこで、メニューやサービスの登録方法をまとめました。
- Googleビジネスプロフィールの管理画面にログインする
- 飲食店は「メニュー」、クリニックなどの業種は「サービス」をクリック
- メニューやサービスの情報を入力する
Googleマップからの導線を作ることが、店舗利用者の増加に結びつきます。
口コミ管理・返信
口コミの管理と返信は、お客さまの満足度アップに欠かせません。口コミ管理・返信は次の手順で行います。
- Googleビジネスプロフィールの管理画面にログインする
- 「クチコミ」をクリック
- 返信したい口コミを選んで「返信」をクリック
- 返信内容を記入して「返信を投稿」をクリック
どの口コミに対しても同じ内容で返していたら、雑な印象を与える可能性も。投稿された口コミを読んだ上で、それぞれに合った内容を考えましょう。たとえば「料理Aが美味しかった」という口コミには、「当店の料理にご満足いただけたようで大変嬉しいです」や「料理Bもおすすめです」といった内容を返すとよいですね。
パフォーマンスの分析
店舗の認知度や集客力を把握するには「パフォーマンスの分析」機能が役立ちます。メニュー画面の「パフォーマンス」をクリックすると、次のようなデータを確認可能です。
- ビジネスプロフィールを閲覧したユーザー数
- ビジネスプロフィールの表示につながった検索
- メニューのコンテンツを閲覧したユーザーの数
- ビジネスプロフィールからの通話
- ビジネスプロフィールから送信されたメッセージ
- ビジネスプロフィールからの予約
- ビジネスプロフィールからのルート検索数
- ビジネスプロフィールからのウェブサイトへのクリック数
- 商品を閲覧したユーザー数
Googleマップを経由して得られたお客さまを確認するために、定期的にチェックしましょう。
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス(インサイト)の見方と活用方法を解説予約や注文の管理
「Googleマップでお店を探す→気になったお店のホームページを探す→予約・注文画面から手続きを進める」という手続きを面倒に感じる方は多いです。予約・注文までの手順が多いほど、途中で離脱される確率が高まります。
Googleマップからスムーズに予約できるようにすれば、ユーザーの途中離脱を防止できます。Googleマップで予約ボタンを作成する方法は、以下の通りです。
- Googleビジネスプロフィールの管理画面にログインする
- 「予約」をクリック
- 「プロバイダを追加」をクリック
- 連携する予約システムを選択する
なお、予約や注文の管理ができる業種は限定されているので注意してください。
Googleマップの店舗登録に関するQ&A
最後に、Googleマップの店舗登録に関して、よくある質問を4つご紹介します。
- 複数店舗を一括で登録できる?
- 店舗がないとGoogleマップに登録できない?
- Googleビジネスプロフィールで料金がかかるケースはある?
- 自力での登録が難しいときはどうすればよい?
以下でひとつずつ解説しましょう。
複数店舗を一括で登録できる?
10以上の登録店舗数があれば、ひとつのGoogleアカウントで複数の店舗を一括で登録できます。複数店舗を一括登録する手順を、以下にまとめました。
- Googleビジネスプロフィールにログインする
- スプレッドシート形式のテンプレートをダウンロードする
- 各項目を入力してアップロードする
なお、登録店舗数が10未満のビジネスの場合、一つひとつGoogleマップへの登録手続きを行わなければいけません。
Googleビジネスプロフィールマネージャーとは?10店舗以上の管理に便利!店舗がないとGoogleマップに登録できない?
無店舗型のビジネスでも、Googleマップに登録可能です。店舗住所を登録しない場合、マップ上の位置を示すピンは表示されず、店舗名称や電話番号、口コミ評価などが掲示されます。
ただし、実店舗を持つビジネスのほうが、Googleマップ登録によるメリットを得やすいです。
Googleマップのお店の情報を変更する方法は?
Googleマップ上にあるお店の情報は、もちろん変更可能です。営業時間の変更や、メニュー・料金の変更等があった場合は速やかに変更しましょう。下記の記事で詳しく解説しています。
Googleマップの情報を修正!店舗の場所やお店の営業時間を変更する方法を紹介Googleビジネスプロフィールで料金がかかるケースはある?
Googleビジネスプロフィールは基本的に無料で利用できますが、関連サービスの利用によって料金が発生する可能性があります。具体的に、料金がかかるケースをいくつかご紹介しましょう。
- Googleの「ストリートビュー認定フォトグラファー」に写真撮影を依頼する
- Google広告を掲載する
- Googleビジネスプロフィールの運用を委託する
Googleでは360度パノラマ撮影された「インドアビュー」を掲載できます。一般的なカメラでは撮影が難しいため、Googleが認定する「ストリートビュー認定フォトグラファー」に依頼するのが一般的です。また、Google広告を掲載したり、Googleビジネスプロフィールの運用を委託したりすると追加費用が発生します。
自力での登録が難しいときはどうすればよい?
自力での登録が難しいときは外注化がおすすめです。外注化するメリットは、主に3つあります。
- 本業に専念できる
- 短期間で結果が出やすい
- 他のWebマーケティングよりもコストが安い
Googleマップの登録後も、情報の更新や口コミ管理、写真・動画投稿など……対応すべき業務は多いです。これらの業務を委託することで、事業者の方は本業に集中できるでしょう。
さらに、外注企業はWebの専門知識を有しているため、自分で対応するよりも効果的な対策を施してくれます。他のWebマーケティングよりも低コストで委託できるうえ、短期間での成果も見込めます。
MEO対策は自分でできる?初心者でもわかりやすく、無料で店舗集客につなげるポイントを紹介!まとめ:Googleマップにお店を載せると集客力アップにつながる
Googleマップにお店を載せるには、Googleビジネスプロフィールへの登録が必要です。登録した情報は、GoogleマップだけでなくGoogleの検索画面にも表示されます。ユーザーにアピールできるチャンスが増えるので、お店の認知度・集客力アップが期待できるでしょう。
Googleマップへの登録後は、情報を定期的に更新し、口コミに返信することが重要です。「自力でのGoogleマップの登録が難しい」または「Googleビジネスプロフィールを運用する時間がない」とお困りならば、外注化を検討してみてください。