
僕にとってTwitterは、情報収集の場であったり、実際に会った人とゆるく繋がるツールでしかありませんでした。フォロワーを増やすぞ!みたいな意識はさらさらなかったのですが、Webサイトでの集客・SEOというビジネスの観点からTwitter運用も非常に大事だと知りました。
(指名検索・サイテーション・E-A-TなどTwitterの情報が影響している!?)
そこで、Web制作会社ベイジ代表の枌谷さんがビジネス向けのTwitter活用講座を開かれるとのことで、今回はそこで得られた知見と自分なりの今後の運用方針を考えたのでブログとしてまとめました。
この記事の目次
セミナーMEMO
各セクションに挟まれた質疑応答のメモも含まれるため、タイトルと沿っていない場合もしくは内容が重なっている場合もあります。
特に、第7章第8章のにように関しては、公開されている下記のnoteの方が詳しく掲載されています。
1,はじめに
- Twitterの恩恵
1.同業者以外の知人が増えた
2.取材や登壇の依頼が増えた
3.情報が集まるようになった
4.仕事の依頼が増えた
5.採用の応募が増えた
6.ブログが読まれやすくなった
7.新しい施策が打ちやすくなった - Twitterは楽しむ!「自己満足」と「他者と共鳴」
- 他者目線(≒読者目線≒ユーザー目線≒市場目線≒メタ認知≒UX力)
- フォロワー数は増えた方が楽しいが、ゲームのように増やすことは推奨しない
- 今のフォロワーを喜ばせる、徹底したGIVE
- フォローバック、F/F比を維持する方法、プロモーションなどは話さない
2,Twitterの基本
- Twitterはユーザー数が高く、拡散性・気軽さがある(広く知られるためにSNSやるならTwitterが一番)
- 一説によると、URL付きのツイートは拡散力が抑えられる!?(他リンクに飛ぶため)
- オリジナルツイートをしよう
- リアルタイム性のツイートは問題になることがあったり、推敲することができるので下書き機能を使っている
- 公式アカウントよりは個人アカウントをおすすめ
- BtoBの界隈であっても、Twitterは購買に影響を与えうる
- BtoBの購買プロセスには平均5.4人関わる
- SNSはアクセス解析してもコンバージョン経路が見えにくく、影響ないと思われがち
- Twitterで露出が増えると指名検索が増える
- 人がきっかけとなるビジネスではTwitterの可能性は大きい
- 全員でやろうは失敗する(文章を書くのが好き、人と交わるのが好き、仕事が好き、適度な自己顕示欲の人がおすすめ)
3,Twitter運営の基本
- 本当に繋がるべき人は、①フォローしている人が少なく、②リツイートの頻度が高い、③同じテーマで生きている人(たくさんフォローしてくれる人にフォローされても見られないし、リツイートしてくれない)
- 新規フォロワーよりも、今のフォロワーを楽しませることを大事にする(そのことでフォロワーが増える)
- ツイートが多いと圧倒的に有利(1日30ツイートぐらいしている人も)
- 仕事のメモを下書きにしている
- 大量に思考していることに気付く
- フォローされるまでのユーザー行動を考える
気になるツイートを見つける→この人は誰だろう?→プロフィールをクリック→いつもどんなツイートしているのだろう?→フォロー
良いツイートをして広く露出し、クリックしたくなるアイコン・名前、魅力的なプロフィール、タイムラインを良いツイートで埋める - 人脈フェーズ(フォロワー1~1,500人)
ツイートだけではほぼ拡がらない(人脈を作りながらフォロワーを獲得、フォローやリプライ、熱量が高いファンを増やしていく) - ツイートフェーズ(フォロワー1,500~5,000人)
(フォロワーの数も増え、人脈対応だけではフォロワーが増えにくくなり、イイネやRTは付きやすくなるので、ツイート内容で勝負していく) - コンテンツフェーズ(フォロワー5,000人以上)
(Twitterだけではフォロワーが増えにくくなり、ブログを書いたり、実業で成果を出したりしてフォロワーを獲得していく) - 王道はテーマを絞ってツイートすること
- ブログやnoteなどのコンテンツが大事になるのはツイートフェーズ?
- テーマが統一されてる方の方がフォローされやすい(1テーマだと2万フォロワーぐらいが限度?エントリーポイントを増やすことで限界値は超えられる)
- 楽しめる範囲でテーマを絞る、伸び悩んだらテーマを増やす
- バズとフォロワー数増加の相関性はあまりない、同じ志をもった人とつながることが一番大事
- 「テーマの統一」と「楽しい」は必ずしも一致しない、好きなことをつぶやくならフォロワーが増えてからの方が楽しい
4,逆張り構文
- 一般論=定説、セオリー、固定観念、あるある話
- 逆張り=反論、意外な賛成
- その後に説明や実例を続けてもいい
- 小さな驚きを作り、当たり前ツイートを回避する(新しいメンタルモデルを与える)
- 刺激のないツイートは無視される
- 誰にとっての一般論かを意識する
- 一般論にも逆張りにも納得感が大事
- マニアックすぎる一般論は不利
- 奇をてらっただけの逆張りは滑る
- 一般論が抽象的だとツイートも抽象的に
- 一般論のテーマでターゲットが決まる
- 言いたいことを逆張りにするのもアリ
- 医学的なものは逆張りしにくい
- まことしやかに言われている系は良い
- 過剰に断定しない方がいい
- ツイートは短い方がいい?からあまり改行は使わない
- 一般的な常識→反対意見or意外な賛成→説明・主張→ツイートとしてまとめる
- 朝の8〜9時の方が仕事系ツイートはいい
- 共感・よくぞ言ってくれた!は大事
- 数字を見てもその数字が伸びるわけではないので、参考程度に
- ニーズがないとわかったツイートを消すこともある
5,アカウントを整える
- Twitterで他者目線を養い、他者と共鳴する
- 自己紹介の基本セオリーは現在(所属、職業、スキル、家族、趣味)→過去(学歴、経歴、職歴、出身、逸話)→未来(今後の目標、将来の夢、したいこと、意気込み)
- フォローの便益を感じられる固有名詞・エピソードを加える
- 固定ツイートはテーマとの関連性、シェア実績のあるツイート、noteなどで自己紹介の補足
- タイムラインは一貫したテーマでツイートするのが良い
6,ツイートの基本
- Twitterはあくまでコンテンツであるツイートがメイン
- その人自身(これまでの実績、知識やスキル、知名度や好感度)×考えていること(アイデア、思考の断片、想い、伝えたいこと)×表現力(編集力、文章力、ビジュアル作成力)
- コンテンツを作る力は実はTwitterは関係ない
- フォロワー数といいね数は意外に相関していない
- ツイートはインプレッション、いいね、プロフィールクリックで評価
- ツイートの成功基準
フォロワー1,000人未満→100いいね
フォロワー1,000~5,000人未満→300いいね
フォロワー5,000~10,000人未満→500いいね
フォロワー10,000人以上→1,000いいね - 言いたいことを思いつく→「伝わりやすくアレンジする」ことが大事
- コトラーのSRP理論(Segmation→Targeting→Posioning→Comunication)
読者層をどう分類し、どの読者に対象を絞り、どう思われるために、どう伝えるか - アレンジ方法はマーケティング的な発想
- ターゲットを増やす×伝わりやすくする
7,ターゲットを増やす
- 仕事系
1.就職・転職(キャリア、採用など)
2.人間関係(上司・部下)
→自分が言えないことを代わりに行っていくれてありがとうRT、代弁すること
3.会社(組織・制度・社風など)
4.マインド(心掛け・精神論・自己啓発)
→競合多いので伸びにくい
5.コミュニケーション(会話・会議・メール・資料など)
6.文章術(文章力・編集力・言語化力)
7.ITツール(OS・アプリ・デバイスなど)
一般系
8.男女・性差
9.家族
10.日本と海外(日本人マウンティング?)
11.お金・経済(節約系)
12.健康・体
13.時事・流行
14.社会正義
15.Twitter - 自分が言えないことを代わりに行っていくれてありがとうRT
- ツイートしないジャンルを決めるのもいい
- BtoBマーケのことをツイートしても業界が狭くて伸びない
→人との密度は濃いので、フォローされやすいのかも - お金持ちアピール、良い食事的なのは誰にどう思われてるかわからないのでオススメはしない
- 政治的なものはつぶかないようにしている
- ジャンルを絞ってツイートすると楽しさが薄れる
→方法1<ターゲットが多いテーマに寄せる(切り口を一般化する)>
→方法2<2つ以上のテーマをミックスする(K-POPとフォントの話をミックスするなど)> - 分野ありきではなく、思いついた思考をカテゴライズすることが多い
- 過去ツイートのRTは全然問題ない
- 自分がどんな人間かというのは過去フォローが伸びやすい傾向がある
8,伝わりやすくする
- 1秒=10文字、14秒=140文字
最初の1秒を簡潔で文章、残りの13秒で理解しやすい文章→共感(いいね)
(全てにおいてわからなければ、理解されなければ離脱が起こる)
※好きなアカウント、バズってるツイートはしっかり読まれる - 認知容易性(慣れ親しんだものが好き)
- 簡潔な文章+平易な言葉使い+フックのある表現
- 簡潔な文章
1.できるだけ短く切る
2.主語と述語を近づける
3.接続詞で自然に繋ぐ
4.文の途中で説明を挟まない
5. 話のオチを付ける(だから、なぜなら) - ビジネス格言症候群(漢字が多く硬い文体、難しそうな言葉遣い、偉そう、断定口調、武士のようで怖い)に陥らない
- フック=数字、会話文など
- 大原則として当たり前ツイートは無視される
- 何かを言っているようで何も言っていないのも厳しい
- 平凡なアイデアにフックを与える(1面白い言葉やフレーズ、2リアルなエピソード、3有名人の名言、4データ化、5画像化、6逆張りのポジション)
- 1〜5までは量産しにくい(→逆張り構文が作りやすい)
- Twitterは良い話が多く、比較して落ち込むことも多い
9,ツイートの小技の是非
- 文字数を多くする
文字数が多いツイートが有利と言われている
本当に大事なのは文字量ではなく情報量
最近は文字数が少ないツイートが人気?
文字を画像化するのも1つの手段 - 断言ツイートは好き嫌いが分かれる
なんとか警察に捕まるw - カタカナを活かす
カタカナで文脈を読むことが多い? - 話し言葉化する
- 箇条書きはかつては人気だった・・・(今はちょっと古い?)
- 小細工はやめましょう
- 絡む(例えば、有名アカウントを列挙しているようなツイート)のもやめましょう
- 8〜10時に投稿することが多い(渾身のツイートなら9時)
- 土日が少なく、水木金に向けて伸びていく傾向
- 仕事のツイートは土日以外が基本(ただ、土日は競合も少ないので伸びることも多々ある)
- twilogは1ヶ月に1度程度に見ている
10,ツイート添削
- 単語の受けとたれ方(特に、導入部分)に注意する(パートナー→パートナー企業)
- 言葉選びでジャンルを狭めすぎている(FIX→デザイナーの話にする)
11,その他
- Twitter「だけ」の限界
1.140字では実力が伝わらない
2.ツイートの質を安定させにくい
3.ツイート量に依存した運営になりやすい
4.フォロワー経由でしか広がらない - できるだけ1ツイートにまとめている(誤解されそうならリプで補足する)
今回の講座を受けて

運用ルールを設ける
ビジネスでTwitter活用するのであれば、ルールを作ってそのルールをもって運用して行く必要性を感じました。ここでは、今回のセミナーを踏まえて考えたルールについて書きます。
マーケティング思考・ユーザー行動から考えて
フォローしたい側のことを考えれば、やっぱり雑多なことをツイートしている人よりは、どういう人で、何をツイートしている人かが分かった方がフォローしやすいですよね。
今までは趣味の要素でTwitterしてたのですが、まずはこの部分から改めようと考えています。
マーケティング思考と同じで、フォローしたい人側の目線で考えれば、
・どういったアカウント・何者なのか?
・普段、どういったことをツイートしているのか?
が、パッとわかるとフォローしたくなりますよね。
アカウントの自己紹介に関しても、雑多な内容になってるのでツイートのテーマに合わせます。
また、ツイートの内容にしてもある程度はテーマを絞った方がいいかな。
(サッカーのことつぶやいてたり、オリンピックであったり・・・、今おこたことをただただツイートすることが多かったので。)
Twitterをビジネス活用する上で、こういった視点がなかったので良い気づきになりました。
Twitterでやらないことを決める
セミナーにもありましたが、Twitterでやらないことも決めるのが大事だなと感じました。
特に、ツイートの内容・テーマとしては、
・男女・性差
・政治
・私生活・食事の写真系
・著作権に抵触しそうな写真・アニメ・イラスト
は避けようと決めました。炎上しやすいとかよりも自分の属性・フォロワーさんから考えて必要じゃないものは排除し、自分にしかできないツイートが何かをこれからもやりながら考えていこうと思います。
人脈フェーズ・泥臭く人との接触を増やす
セミナーの中では、草の根活動・インディーズバンドみたいな活動とおっしゃてましたが、オンライン・オフラインで人と会う機会をそもそも増やしていく必要があります。コロナ禍もあり、オフラインで人と会うのはまだまだ難しいですが、
・Twitterのコミュニティ機能の活用
・Web界隈のサロン
・Web系セミナー・交流会
などを具体的には活用していこうと考えています。
以上となります。Twitter運用に関しては知らないことばかりで今後も楽しみながらチャレンジしていきます!